雲は水滴、または氷の粒で出来ているらしい。
ヤカンの湯気が漂う原理と同じかも知れないのだけれど、昨夜からずーっと降り続いている雨を見ていると、こんなに沢山の水が、プールに何杯もの水が雲となって浮かんでいるとは、私の軽い脳みそでは理解できない。
その降り続ける雨を見つめながら思うのは、雪でなくて良かったと云うこと。
雨なら勝手に流れ、土に沁み込んでくれるが、これが雪だと今頃例年の通り
「溶ける派」と「除雪派」との家庭内紛争が勃発していることだろう。
雨を見ている私にルンバが突然心配そうな顔をして云ったのは、私の顔写真が何処にあるかと云うことだ。
パソコンに沢山の写真データが入っていても取り出せないから何とかしておいて欲しいと云うのだ。
何故、こんなことを突然云い出したのか・・・・・
それは、私が彼女の誕生日にネックレスをプレゼントしたからだ、きっと。
突然いつもと違うことをしたので、何か嫌な予感がしたのだ。
私の死期が迫っているのではと心配になったのだ。
今は、葬儀の時に遺影だけではなく、若い頃からの写真をスライドショーで流すようになっている。
だから、ソレ用の写真を揃えておいて欲しいと云うことだ。
私は急に心配になった。
明日、死ぬかも知れない。