ついに、その日が訪れた。
札幌の南にある中山峠では朝から吹雪だとニュースが流れた。
電気毛布のスイッチを入れて夜を過ごし、日中は灯油ストーブを点けた。
幸いにもこちらの雪はまだ先だが、吹雪のニュース映像だけで寒さは充分に伝わった。
車で1時間程走った厚岸町には白鳥が来ているらしい。
この車で1時間の距離が、昔なら近く感じたのに今では遠く思える。
これも老化の一つだろうか。
赤信号で停まっていたら横断歩道を横切る女子高生の集団。
そのスカートが、また短くなっていた。
ここ数年、膝下スカートを穿く女子高生ばかりだったのに、もしかしたらまた流行が変わったのだろうか。
私が高校生の時はミニスカを穿く同級生なんかいなかった。
それどころか、時代はスケバン全盛期。
私の通う高校に、多分スケバンはいなかったと思うが、他の女子校には立派に棲息していたらしい。
それで長いスカートを規制するために校則で膝下●センチより長いのは禁止されていたように記憶している。
当時はスカートがここまで短くなるなんて誰も思っていなかった。
パンツを平気で見せるJKがいるなんて思わなかった。
あっ、JKって女子高生のことだからね。
恥ずかしくないのだろうかと思ったら、見られても大丈夫な見せパンを穿いているらしい。
下着売場には見せパンコーナーがあると云うことだろう。
私の田舎町にはまだ流行の波が届いていないが、都会では消滅していたあのルーズソックスがまたバカ売れだと云っていた。
あれはズリ落ちないように糊で脚と接着しているんだって、知っていた❓
いくら見せパンでも写真を撮ると捕まるらしい。
見せるためのものなのに、この辺がどうも釈然としない。
私としては、見せパンよりも透けパンの方が好きだけれどね。
ルーズソックスなんかより透けパンが流行してくれれば、本当に嬉しい。