蚊の編隊飛行である。古くからの友人である鉄の造形作家藤永さんから、展示会の案内が届いていた。妻と二人で挨拶に行ってきた。圧倒的な迫力。鉄でしか表せない強さと美しさ、そのデザイン力に感心する。最近の4・5年は「蚊」のシリーズに凝っているそうだ。軽い蚊に鉄の重量感を持たせ、命を吹き込んでいる。
一見すると、ツルツル頭で迫力があるが、少年のようなキラキラした目を持っている。やっぱり、アーティストはこうでなくては!藤永さんと知り合ってもう25年くらいになるかなー。最初の頃、私は彼が苦手だった。お酒を飲むといつも絡んでくるのである、しかし、若い頃の彼には湧き出てくるエネルギーをいつも発散させていた頃だったのだ。そのエネルギーが少しずつ練りこまれていき、作品の中の存在感に表されている。
今日は良い刺激を受け、貴重な時間を頂いた。