朝から大変な賑わいの立川伊勢丹での「大九州展」。開店早々、お目当ての食品を目指して、次から次へとお客様が押し寄せてくる。
久しぶりに見る「勢いのある売り場」である。10年前の物産展や職人展はこんな感じだったのに……。
お客様の勢いは16時くらいまで衰える事はなくザワ付いている。私たち工芸はどうか?と云うと、あまり来客数は関係なく、かえって食品目当てでバタバタしている時はあまり良くないのだ。
夕方、5時過ぎに突然現れた二人のお客さん。「???」
「高江さん、私です。山崎です!」
「???」一応、お客様と思い、作り笑いをするが内心は
「誰だったのかな~?判んないよー?」
名刺を貰って、熊本県に住むミクシィ仲間の山ちゃんだ!
「あっと驚く、タメゴロー」だ!
山ちゃんは熊本県で竹箸を作っている業者さん。同じ竹業界と云う事で何時の間にかミクシィ仲間になっていた。ネットを通して随分親しくして貰っている人だが、会うのは今日が始めてである。
もう一人の方も、鹿児島で竹製品を作っている同業者の脇田さん。彼の製品もウチでは扱っている、もちろん彼とも初対面である。
「竹の会」に参加する為に東京に来ていたそうだ。私のホームページで、丁度私が立川伊勢丹に来ていることを知り、わざわざ訪ねて来てくれたのだ。
まさか、「熊本のまだ見ぬ友に立川でお目に掛かれるとは!」不思議な縁である。小一時間ほどお話をした後、「今度は是非、京都の御茶屋さんに連れて行って!」とお願いして別れた。
(彼はよくミクシィで京都の舞妓さん遊びの事を書いていて、何時も私はうらやましく思っていたのだ)
「あー。遠方より、友来る!」