高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

宮崎の竹炭屋

2009年09月12日 05時57分05秒 | 職人仲間

今回の向かいのブースは宮崎の竹炭屋さんだ。この業者は私どもより後から、こういったデパート催事に出店する様になった比較的新しい会社だが、あっと云う間に全国のデパートに精力的に出店する様になった。

Cimg0397 宮崎県の山奥で、獣しか住めない様な山奥を切り開き、竹炭の工場を作った。そんな山奥に若者が沢山働く工場がある。会社でなく、農業生産法人として、(この会社で無い、と云う遣り方にも大変なノウハウがあるのだが!)

出店し始めの頃は「竹炭の石鹸」をメインに炭そのものや、高額品として竹炭の枕やマットを販売していた。ところが、今見てみると、従来からの商品はお店の半分程になり、新しく炭を使った化粧品だったり、ダイエット粒や竹炭うどんなど、何でもある。

Cimg0398 一時、化粧品を売るために、ホテルのベルボーイの様なチョッキ姿で販売させたり、(あまり、似合わないので、半年くらいでポシャッたが!)売るためにはありとあらゆる努力をするのは宮崎の県民性なのか?逞しい業者が多い!

私たち伝統工芸品とは違うので、どんどん進化して変わって行く、それが良いのか?悪いのか?一概には言えないが、同じ商品が未来永劫売れ続ける事など無いのだから、私たちも見習わなければ為らないな。

by 竹工房オンセ

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