今年のクリスマスは、どういう訳か?野郎ばかりのクリスマスイブである。次男坊シンラの同級生の中で、「シンラの家では、クリスマスに七面鳥の丸焼きをするんだって?」と、妙な噂が流れたそうだ。
その噂を真に受けた友達が「クリスマスはシンラの家でパーティーしよう!」とやって来た。
人の噂には、だいたい尾ひれが付くもので、きっと最初は「大きな鳥の丸焼きを家でするよ」くらいが、知らない内に、大きな鳥が七面鳥になり、果は子豚の丸焼きにまで話は広がって行った様だ。
実際には、赤地鶏の大き目の丸焼きを二羽でした。
妻は前日から、クリスマスケーキを焼いたり、朝から丸焼きの準備をしたりで、大張り切り!
ご苦労様でした。
手作りケーキの前で大喜びの高校生。
まだまだ子供です。
高校生の男子が4人、左の手前の人は、その一人のお父さん。(私の友人でもある)
あっという間に、用意された料理はきれいさっぱり無くなって行く、元気の良い子供たちを見ていると気持ちが良い。
食べ終えた子供たちは、厳寒の中、震えながら花火をしに外へ出て行った。
ようやく、落ち着いた食卓で友人の健さんと妻と三人で昔話に花がさく、
この健さんは若いころは農業を教えるボランティアで海外に住んでいた。15年ほど前に安心院町に新規就農者として入植してきたのだが、ぶどう園の経営では苦労をして結果を出す事が出来なかった。現在は、彼の人間の広さが認められ、「立命館アジア大学」の経営陣にまで上り詰めている。
本当に、ひょんなきっかけから今の職につき、水を得た魚の様に、現在は世界中を仕事で飛び回っている。
昔話の中で出てきたのが、以前おこなった「優しい男のピアノコンサート」の話である。
「もう一度、あのコンサートをやろうよ」と、
つづく