正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

夏らしい天気が続いています

2007年08月09日 | 時計修理
暑いですね。お店の中はクーラーが効いていてすごしやすいですが、夜中の残業は汗が吹き出てきます。
ちょっと修理の更新が遅れていて今日はまとめて報告とします。
ウォルサム婦人用手巻きの時計です。(N様)
プラチナケースに入っていました。文字盤の書き換えと分解掃除を依頼されました。
文字盤はすでに送っています。

かなり昔の時計です。でもしっかり作っている時計でした。

 セイコーエクセリーヌ(キャリバー7320)Yさまからお預かりしました。
18金のケースでかなり水が入って文字盤、ムーブ共に錆が回っていました。

文字盤は在庫がなくなっており、これも書き換えの修理になりました。文字盤はすでに送っています。
分解掃除も済んでいますので、文字盤の仕上げ待ちです。

  前に修理したときで写真が違うところのあったので遅れましたが、セイコースポーツマチック自動巻きのクロノです。
キャリバー6138です。(N様)
時計自体は調子がいいとのことでしたが、かなり汚れていました。特に自動巻きの機構のところの汚れがひどかったです。
後穴石の油は完全に切れいていました。


当時の機械としては良く出来た機械だと思います。分解掃除は気を使います。バネ類が多く微妙な強さの調整が難しい時計だと思います。

 次も昔の時計です。ROYCE自動巻きです。(H様)
ゼンマイが切れいているのと、丸穴車の歯が欠けていました。
現在注文中です。他の部品の分解掃除は終了しています。AS1709という機械の番号でスイスの40年以上前の時計に良く使われていた時計です。


ロレックスダイバーです(H様)
キャリバー1520です。
カレンダーが無いだけでも分解掃除は多少楽でした。
この時計もかなり前の時計です。でも機械の中は綺麗な状態でした。

九州の金蔵さんに教えてもらった出車抜きが大変重宝しています。

 シチズンエクシード8300A(S様)
婦人用のクオーツの時計ですが、本当にクオーツの出始めの頃の機械だと思います。裏側の機構が機械時計そっくりでした。

回路に不具合が出た場合探すのが苦労するだろうなーなんて思いながら修理しました。
回路、コイルとも不具合無く分解掃除で今元気良く動いてくれています。