正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

朝晩の暑さがこたえます

2007年08月11日 | 時計修理
最近までまだましでしたが、ここ2,3日の朝晩の暑さが日中こたえてきます。
細かい仕事でちょっと集中力がつづかず、日々の修理の個数が減ってきています。

時計の修理
セイコーラサールキャリバー5A50(I様)です。
ほんとに小さな機械なので神経を使います。
回路が不良でした。水滴が中に溜まっていたのでお水が入ったのが原因だと思います。

回路交換、分解掃除で完了しました。

次はセイコーアルバです。
昨年の初めに修理したのですが、どこかに錆が残っていたみたいでロータに錆がついて止まってしまっていたみたいです。

分解掃除の時に良く調べてみると機械とケースの枠の隙間に少し錆が残っていました。これが原因だと思います。
機械とケースのチェックはしているのですが、中枠のチェックが悪かった甘かったみたいです。
反省です。

次はウォルサムのK18のケースの時計です。
キャリバー98016Eのエタの機械でした。
6時位置に小秒針の付いている時計で完全に止まった状態でした。
ケース自体が非防水で、文字盤がかなりお水で傷んでいました。
今回文字盤の修理はなく分解掃除だけでお預かりしました。

国産のムーブと同じで小秒針の付いている時計は普通の時計より余分な歯車が多く不具合が起こりやすいのだと思います。
同率で噛み合う歯車が多いのが原因ではと思います。
今日は秦さんが修理の勉強に来られていますので、昼間は修理は休みで、部品の届いている時計の修理を閉店後やろうと思います。