正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

カルティエ、ロレックスの分解掃除と昔の時計の竜頭・巻き芯修理

2013年07月02日 | 時計修理
今朝も気持ちのいい朝でした。日中は暑くなりそうです。

昨日は婦人用のカルティエから修理開始です。
バンドの修理でお預かりしたのですが、時計が動いていないのでご連絡して、機械の修理になりました。
ワンピースケースでガラス縁のベゼルにあるネジを8本外してから竜頭を抜いて機械を取り出します。
スイス製の自動巻きの機械が入っていました。
  

文字盤上の状態ではテンプが動くのですが、文字盤を下にすると止まってしまいます。
天真が折れていました。
分解掃除、天真交換、タイミング調整をしてケーシングしました。

 次はロレックスです。紳士物のコンビ、ホワイトローマン文字盤です。3135キャリバー
分解掃除でお預かりです。片振り、遅れがありました。
掃除をしてタイミング調整をし、文字盤と針を取り付けてそのまましばらく時間見てみる予定です。
問題なければケーシングしてワインダーに掛ける予定です。

 

N様からのお預かりです。
昔々の時計です。竜頭が曲がっているので修正または交換して欲しいということでした。
白色の竜頭は修正で直ったのですが、金色は交換が必要で交換部品を探して交換。

 

次は巻き芯が折れ込んでいる時計の巻き芯交換です。
防水ケースに入れる時計みたいで巻き芯部分がかなり長くなっています。
折れ込んでいる巻き芯の先を取り出して新しい巻き芯を合わせ(ちょっと加工し)組み上げました。
なかなか合う竜頭、巻き芯が無く思った以上に時間がかかってしまいました。

  

今日も同じN様からのお預かりの昔の時計の修理頑張ろうと思います。

昔の時計の修理は難しいです。もっと機械式の時計の基本的な部分を勉強しなおさないといけないと思います。

今日も一日ガンバロ