まずは、西穂独標からの穂高連峰。左から西穂高、奥穂高、前穂高。真中後方は蝶が岳、八ヶ岳と南アルプスが遠望できる。
連休最後の5月5-6日をかけて、西穂独標(2,701m)を目指した。今年最後の雪山となるであろう、今回は、新穂高ロープウェー利用で一気に高度を稼ぐ時間節約型となった。本州は、低気圧の通過で5日は全般的に曇りから雨と荒れ模様の天気となった。奥穂高で11名遭難し、2名の方が無くなったのが、この日だ。西穂独標は、岐阜は高山の奥飛騨温泉から入る。上高地の反対側となる、初めてのアプローチとなった。地震が相次いでいる地域で、山中で、3回、地震を感じた。
6日は、御覧の様な快晴で、最高の眺望と、今年最後の雪と岩登りを楽しむことができた。
今日登るのは、右はじのごつごつの岩塊、いわゆる西穂独標だ。左の三角がピラミッドピーク、その左が西穂高岳山頂となる。ここまで行くのは、われわれのスキルでは無理。
西穂独標ピークより上高地方面を望む。下を流れる川が梓川、そして上高地の中心部。奥に見える白い山塊は、乗鞍岳、右が焼岳。
独標ピークで。今回の相方、Kobu氏と。ピークの下部は、こんな感じで、登りも下りもビビりまくった。雪はちょうどよい締り方で、アイゼンがよく雪を噛んでくれた。帰りはトレースの無い斜面を駆け下りる(崩落の危険はない場所です、念のため)。
奥飛騨は遠い。5日、朝5:11逗子発の電車に乗り、途中、震度5弱の地震で電車が止まる不安なスタート。新宿7時発あずさ1号に八王子で追いつき、松本へ。バスを2本乗り継ぎ、新穂高ロープウェー山麓駅から1,300mを一気に登って雨の仙石平に着いたのは午後2時だった。
ロープウェーを降りて、1時間ほどツボ足で登ると、今日宿泊の西穂山荘さんに到着。ハイシーズンは相当な人出のようだが、雨の連休後半は宿泊客8名と、思いがけず静かな滞在ができた。妙に落ちつく食堂。壁には映画「岳」の撮影シーンが。西穂独標に向かう途中の丸山で撮影が行われたとのこと。さんぽくんと、くみちゃんも、ここでお休みしたのでしょう・・。
西穂山荘から、独標ピークまで、1時間半の行程、ピークから、山荘経由、ロープウェー乗り場まで約1時間と少し。5,6日合わせて、山での行動時間は合計4時間弱と、非常に短いが、反面、眺望、岩と雪のピークを登頂した満足感で、全く充実した山行だった。満足感だけでなく、何か気力が充実するというか・・。高い山には登らないといけません。
新穂高ロープウェーの山麓駅。お代は、往復2,900円プラス手荷物代金300円也。6日は、連休最終日にもかかわらず、大勢のお客さんで賑わっていました。タイ人ツアーも入っていましたよ。経営は安泰の様です。ここのすぐ下に、日帰り温泉、中崎山荘。源泉かけ流し、とてもよい温泉でした。800円。
これで、アイゼンとピッケルは倉に入ることになります。
訳あってPCが開けないため明日しっかり観てまたコメントいれまっす!(^^)
このGWは例年以上に本州の各地から、滑落事故の報が入ってくる。
ピッケル、アイゼンは、使いたいところへ出かけるのではなく、そこに行った時に必要が生じて使用する、ということにしたいな。
くれぐれも安全登山を心がけよう!
やはりアルプスと名付けるには所以があるのだと思いました。
ロープウェイから見上げる斜面の様子はまさにヨーロッパアルプスを彷彿とさせる
雪面であり北海道の山をアルプスと称することはないことがよくわかります。
Toshiの好きな長澤まさみちゃんの写真は少しピンボケですが(笑)、逆に山小屋の
温もりが伝わります。
この時期に登りたい衝動よくわかります。
ゴールデンといっているぐらすですからゴールドで締めくくりたいですよ、それは