焼岳は南峰(2,455m)と北峰(2,444m)による双耳峰です。最高峰の南峰は足場が悪く僕らは登れませんから北峰を山頂としています。
写真をとっていただき何気なく振り返ると、あれは穂高じゃないか!と驚く。これまでは、西か東から眺めていたので南からの眺めは違います。ということは、右下を流れる川は梓川、梓川を挟んで蝶ヶ岳、常念、大天井が、左には槍ヶ岳から連なる双六、黒部五郎、笠ヶ岳が見えます!なんと素晴らしい眺めでしょう。ここは北アルプス南部の全てを見通せる場所でした。
左の尾根には新穂高ロープウェイの駅が見える。という事は、尾根のとっつきが西穂山荘で、西穂独標、西穂高岳、奥穂高岳と続く。そしてその左の先には槍ヶ岳です!
右の槍ヶ岳からは左に双六岳への尾根と、左の笠ヶ岳へと続く。て事は、その間には黒部五郎や三俣蓮華、遠く鷲羽や水晶も見えているかもしれませんね。
右手の奥は蝶ヶ岳、常念だろうか?ちゃんと確認するんだったー!
北峰からは噴煙が絶え間なく噴き上げて、ワイルド感満載。風向きが西でガスに巻かれる事はありませんでした。
南峰への分岐から見た北峰。
2,000m付近は紅葉が全開です。
美しい😍眺め……
という感じで日本百名山ピークハントの旅が再開されました。負担の少ないところからと選んだ焼岳でしたが、素晴らしい眺望でした。予測して行け、と言われれば確かにそうなんですが、南から見る北アルプスは一味違うものでした。おそらく乗鞍岳から見る景色もさらに素晴らしいのではないかと思います。乗鞍岳は35年ほど前に登っているのですが、この北アルプスの姿は記憶にありません。又、その時は山頂付近まで車でアクセス可能でした。夏スキーの’ついで’に登ったので、今度は足で登らねば!
山頂からの動画です。
https://youtube.com/shorts/4nBN9_aKMZQ?si=UM6PQwvlEnPCvjdy今回は山並みの素晴らしさに動転したようで、いわゆる表銀座の山座同定、双耳峰と南峰の撮影を忘れました。ダメですね。
さて、下山後高山で旧友と落ち合い呑みました。その高山は外国人観光客で溢れ、まちを行き交う人の大半がそれ。国籍もアジアから欧米系と満遍なくいらしている。昨年も高山に来ましたが全く違う街のようです。コロナで痛んだスモールビジネスは息を吹き返しました。喜ばしい事です。焼岳の下山でも、5組の外国人と会いました。高山の古き良き日本の街並みや、北アルプスの自然が外国人観光客の人気です。さて、旧友と落ち合い、いざ居酒屋を探すのですが、どこも外国人観光客で一杯。高山はそもそもお店の閉店時間が早く、またコロナで閉めた店も多く、外国人観光客の夕食難民が発生しています。そして、我々日本2人が席に着いたのは10軒ほど断られた後。オーバーツーリズムは飛騨の街でも深刻です。
備忘録
中の湯登山口駐車場は10台程度のキャパだが若干路駐可能。
沢渡駐車場で車中泊したが、日を跨ぐと2日分の料金。足湯が24時間無料。無料Wifiは使用できず。
温泉は多くあるが、飛騨川の平湯温泉、平湯の森、は秀逸。
松本も良いですが、名古屋空港から高山も是非飛んでいきたいです。
梓川もこう見えるか〜はぁ