19日、函館に向かう途中、有珠山、駒ヶ岳をしっかり眺めることが出来て、かつ、羊蹄山まで見ることが出来ました。まだまだ北海道で登れたなと悔しくもありましたが、北東北を登るチャンスでもあります。
台風は至るところで大きな被害をもたらし、被災された方々には心からお見舞い申し上げます。僕は台風の影響を見ながら登る山を選択します。北東北の大雨は未明に峠を越し、昼前から晴れるとの予報なので、遅く出発しても大丈夫な八甲田を最初の山としました。
雨は明け方に止みました。なるべく遅い出発の方が山頂で晴れる確率は高いのですが、やはり車の中で待つ事に耐えられず、8時半過ぎにはレインスーツを着て登り始めました。
雨は降っていませんが、風に煽られた木の葉から水滴が降り注ぎます。視界も冴えません。これからよくなる事を頼りに何も見えなくてつまらない登りを続けます。
山頂付近の湿原から流れ出る沢の水や、酸ヶ湯温泉を形成する硫黄など、晴れていれば美しい景色も今日は台無しです。
台風は北風を吹き込み、暖かかった昨日とは一転して寒さに震えます。寒くて汗が冷える不快感を存分に味わいました。
乾燥が進む湿原ですが、今日は水浸しでコメントも憚られます。モリアオガエルともお目にかかれず残念でした。
10時になっても一向に晴れる気配もなく、樹林帯を抜けると北の冷たい強風が吹き付けます。紅葉も始まっていますが、一気に進むかもしれません。
ついに陽の気配を感じることもなく山頂に。
強風とガスでメガネもご覧のとおり。
10時になっても一向に晴れる気配もなく、樹林帯を抜けると北の冷たい強風が吹き付けます。紅葉も始まっていますが、一気に進むかもしれません。
ついに陽の気配を感じることもなく山頂に。
強風とガスでメガネもご覧のとおり。
湿原を回る周回コースで下山の予定でした。ところが北斜面のこのコースは当たり前ですが北風をまともに受けて歩けませんでした。
駐車場まで戻ると、周囲のガスは晴れ、少し見通しは良くなりました。本来であれば鳥居の後ろに八甲田大岳山頂が見えるはずですが、今回は残念ですが山頂を見ることなく終わりました。それでも、ここは酸ヶ湯、天下の名湯をありがたくいただき、次の岩木山に向かいました。
途中、城ケ倉渓谷から硫黄岳(1,360m)が見えました。北東北の山は裾野が広く、広大な樹林帯を伴います。そこが北海道と似ていて、僕の好きな所でもあります。尚、この谷の上で風速が10m、気温12度でしたから、山頂はまだ凍える寒さでしょう。
明日登る予定の岩木山です。津軽平野を走ってこの山をじっくりと眺めるのは初めての事です。津軽の何処からでも眺められるこの山は大きくて見事な存在感です。毎日この山を眺めている津軽っ子は、どのように感じているのか。思い出は全てこの山と共にあるのではないでしょうか。
明日登る予定の岩木山です。津軽平野を走ってこの山をじっくりと眺めるのは初めての事です。津軽の何処からでも眺められるこの山は大きくて見事な存在感です。毎日この山を眺めている津軽っ子は、どのように感じているのか。思い出は全てこの山と共にあるのではないでしょうか。
今晩は岩木山青少年スポーツセンターキャンプ場で車中泊です。
台風が加速させた秋を満喫できると良いですね!
天候をみながら山を選定するのは当然だが、
雲が低いときは山の高度も下げてはどうか?
どんなメジャーな山でもガスに見舞われては何も見えず、
ただ歩いているだけ、登ったという実績だけになってしまい、
その山の印象は残りにくい。
まあ、実績を積み上げて行くという考え方も成り立ちはするが。