本日の高住神社の状況です。
◆晴れ
◆8℃
朝方は3℃しかありませんでしたが、日中になり8℃まで上がりました。
それでも風が冷たく、まだまだ上着が必要ですね。
しばらく多忙で更新が滞ってましたが、先月あった嬉しい出来事があったので、遅れながらもそのことを書きたいと思います。
3月中旬に、田川郡の保育園児10数名と引率の先生方がお参りに来ました。
事前に先生より連絡があり、ひとつお願いごとがあると言われ、それは子供たちにプレゼントを渡したいのだけれども、 天狗さんからのプレゼントとして渡してくれませんか?といったお話でした。
手作りの大きな紙づつみにはけん玉が入っていて、ひとりひとりに記念としてあげたいとのこと。
いいですよと快諾し、子供たちが神前でお参りを済ませた後に、「天狗さんからのプレゼントです」と渡してあげました。
ワァーと歓声を上げて大喜びする子供たち。
中身は何でしょう?と先生が包みを開けると、そこには天狗さんからの手紙が。
先生から、お父さんお母さんの言うこと聞いて良い子にするんだよ、と子供たちへのメッセージが読み上げられました。
熱心に話を聞く子供たちの背中には、そろいの手作りナップサック。
紫の袋にはフェルトで作った可愛らしい天狗の顔。
先生が作ったのか、はたまたお母さんが作ったのか。真心がこもった出来栄えにホッコリとした気持ちになりました。
昔話は伝承とともに、子供たちへの道徳心と戒めを教える話です。
その中では鬼や河童、動物といった人ならぬ存在を引き出して、悪いことをしてはいけないと読み聞かせる。
昔話に出てくる天狗もちょっとユーモラスだったりして、それが親近感を与えてくれます。
尊い存在だけれども、どことなく身近に感じられる存在、私にはそう思えてならないのです。
英彦山の自然のように悠々とした広い心と、時として荒ぶる雷雨のような猛威をあらわした存在。
天狗とは、自然そのものの姿、なのではないでしょうかね。
子供たちもそんな天狗さんに見守られながら、すくすくと良い子に育ってもらいたいものです。