高住神社公式ブログ

英彦山豊前坊高住神社の公式ブログです。

秋季大祭・柴燈護摩 《 後日談 》

2011年11月13日 23時25分09秒 | 神社からのお知らせ

先般の秋季大祭・柴燈大護摩修法にあたり、写真家の方より貴重な写真をご提供いただきました。

その写真はブログ別館・高住神社サブブログに載せましたので、ぜひご覧下さい。

サブブログはこちら : http://blogs.yahoo.co.jp/takasumi_jinja

 

ブログに載せる際は写真サイズを加工して軽くしてからアップするようにしているのですが、撮ったうちどの写真を使おうかと悩むことが多く、とりわけ人様からご提供頂いた分となるとことさら慎重になります。

本当ならばすべて載せたいところですが、ブログ容量の問題もあって厳選したものを載せているのですが、それも私個人の主観なので、はたして撮影者の意思に合ってるのか…と小心者なので考え悩んでしまうのです(笑)

ただ、こうして人が撮った写真というのは面白いもので、こういう構図や被写体は面白いなぁと非常に参考になります。

それで個人的に好きな写真を何枚か、こちらにも載せてみました。

Jpg_0071

まずはこちら。

燃え盛る炎の中へ護摩木を投入する山伏。そのかたわらでは仙人のような風貌の山伏が護摩木に書かれた内容を読みあげ、護摩壇の左では指剣印で祈念を込めている山伏が。

轟々と燃える炎熱によって顔は紅潮し、額には玉のような汗が。噴き上げる灰を全身にかぶりながらも、熱さを堪え口をヘの字に曲げて投げ入れる姿は、柴燈護摩に対する意気込みを感じさせるようです。

 

Jpg_0371_2

こちらは火生三昧(火渡り)の様子。

熱さを感じたのか歩み続ける参拝者の奥では、リズミカルに列をなす山伏の白い脚半。一歩一歩何かを想いながら踏みしめるかのような落ち着きと、次々と渡り歩く一般参拝者の対比が面白いなと思いました。

 

Jpg_0521

これは渡った後の足の裏。

こんな写真を撮ろうなんて思いつきもしませんでした(笑)

これも山伏さんでしょう。おそらく女性でしょうか。同時に足を上げてもらって撮ったのでしょう。こういった自分には思いつかない着眼点には感心するほかありません。

 

Jpg_0571  Jpg_0581

火渡りを見守る山伏の女性と男性。

剃髪した女性は穏やかともいえる表情で見守っていて、それに対し男性は見据えるような視線を送っています。熱と煤で浅黒くなった肌と火の粉で燃えた衣が、どれだけ火のそばにいたかを物語っているよう。無事に柴燈護摩を終えられた安堵感もあるのでしょうか。心なしかほっとした表情にも見えます。女性の顔に刻まれた皺と優しげな表情は、もっと遠くを見ているようにも。

正面から撮ると誰しも身構えてしまいますが、横顔の場合は撮られていることに気づかないので自然体な表情。人の顔からは色々なものが想像できます。

 

そして最後、一番好きな写真がこれ。

Jpg_0561

並ぶ山伏の後ろ姿。

尻に掛かっている引敷。獣の皮で出来ており、鹿の成獣、幼獣…白い毛皮は何でしょうか?大きいものから小さいものまで引敷の展覧会になっています。これを見て、動物園のようだなと思いました。

引敷は文殊菩薩が獅子に乗るのになぞらえ、峰駆けの上で岩場や樹木に腰掛ける時に役立つものだそうです。毛皮の質にも順位があるのでしょうか。若い女性は鹿の子模様が浮き出ている鹿の幼獣ですし、白い豪勢な毛皮は男性のようです。

このアングルが一番好きだったので、また何かのときには使わせてもらおうかと思います。

 

 

ちょっと批評家めいた文になってしまいましたが(汗)、どれも良い写真で私が撮影するときも見習いたいと思います。

本当にありがとうございました。

 

写真を提供して下さった方のブログはこちら。

◆点心乱満氏 『季節のたより』 / http://blogs.yahoo.co.jp/philip_mollis12

当日の様子を各ホームページ・ブログ等で紹介して下さった方も多くいらっしゃるようです。

大変ありがとうございます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

英彦山の美味しいお店【 季節料理の店 かじか庵 】

2011年11月13日 13時37分04秒 | 周辺観光スポット

紅葉と渓流の名所・龍門峡

その龍門峡のそば、竹林の奥にたたずむおしゃれなお食事処を紹介します。

 

【 季節料理の店 かじか庵 & petit ami 】

Kc3x0113

占部さんご夫婦でされているアットホームなお店。

こちらはpetit ami(プティアミ)というケーキ屋さん。

以前は息子さんが開かれていましたが、宗像に新しくお店を移したので今はご夫婦で続けられています。

裏には和風建築のかじか庵がありますが、2人でされているので普段はこちらで営業されています。

 

Kc3x0119

お菓子やケーキの他に、庭で育てた果物を使った季節のジャムやマーマレードも販売しています。

 

Kc3x0117

こちらはニホンミツバチのミツロウ

最近は養蜂も始められたそうで、固有種のニホンミツバチのハチミツとなるとなかなか貴重。

袋の下にたまっている透明に輝く黄金色のハチミツが食指をそそります。

そのままでも食べられますが、食感が気になるときはトーストにはさんで食べるといいということで、私もさっそくパンにはさんで食べてみました。

噛むとミツロウから染み出すハチミツの豊潤なこと。こんなに入っていたのかと思うぐらい、たっぷりとミツが溢れてきます。

値段は大きさによって変わりますが、600円~とお手ごろな価格。

ミツロウは美容方面でも人気があるようなので、食べても効果があるんじゃないでしょうか。

 

Kc3x0127

こちらがかじか庵のメニュー。そば粥御膳です。

そばの粥とは?

ご主人に聞くと、殻をはずしたそばの実を炊いた雑炊で、白菜やニンジンと野菜たっぷりでヘルシー。

いりこで取った出汁が優しい味で、消化も良く何倍でも食べられそうです。

完熟柚子で作った自家製のゆず胡椒で食べると、また風味豊かで寒い日は体の芯から温まります。

箸置きは柚子の葉と、趣向を凝らしたおもてなしに心も暖かくなりますね。

特に女性に人気のようで、一回食べたらまたリピートする方が多いとか。

米とは違う食感も楽しく、私もおかわりしたくなるぐらい美味しかったです。

 

テレビや雑誌の取材も多く、英彦山の隠れ家的存在。

あまりに居心地が良く、占部さんご夫婦とお話がはずみ、ついつい長居をしてしまいました。

 

メニューは以下の通り。

コーヒー・紅茶・ドリンク類 … 350円から

本日のケーキセット … 700円

 

とうふ御膳・山女魚御膳 … 1300円

だんご汁御膳・そば粥御膳 … 1200円

山女魚から揚げ・山女魚背ごし … 650円

などなど

 

◆お問い合わせはこちら

かじか庵 TEL:0947(85)0658

定休日:水曜・木曜

営業時間:11:30~18:00

田川郡添田町英彦山1723-1

JR彦山駅から500号線しゃくなげ荘方面むかって右側。

かじか庵・petit amiの看板が目印です。

※ご夫婦でされているので大勢で行かれる際は予約確認されたほうがいいでしょう。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする