本日の高住神社の状況です。
◆曇り
◆17℃
朝、参道を上がろうとすると石段の上に葉巻状に包まれた葉が落ちていました。
摘み上げると、それはオトシブミの揺りかご。
オトシブミとは昆虫の名で、若葉を細工して卵を産むための保育器を作るのです。
これが揺りかご。
葉脈に沿ってうまいこと切り取って作っているようです。
写真では見れませんが、筒の端はちゃんと折り返して塞いであります。
うーん、何と器用な。
大きさを比較するための写真がこちら。
タバコの1/3サイズほどの長さでしょうか。数mmの小さな虫が作ったんですよコレ。
オトシブミの仲間は20種類以上いて、種類によって好む葉も違うようです。
親虫はこの揺籃(ようらん)に産卵し、幼虫はこれを餌にしながら成長してゆきます。
つまり「ご飯でできた揺りかご」と合理的なしくみ。親がなくとも子は育つようですね(笑)
このオトシブミの由来は、恋文や秘密の文書などを落としたふりしてこっそり人に受け渡すときの「落とし文」からきているそうな。
そのことからか、道端にポトリと落ちているこの文は何ぞや?きっと鳥が落としていったものだろうとでも考えたのでしょう。“ホトトギスの落とし文”なんて言い方をする地方もあるようです。
何が書かれているのか包みを開けてみたいものの、寝た子を起こすのも悪いのでそっと森に返しておきました。
追伸
先日、空のペットボトルの寄付をとブログに書いたところ、早速ペットボトルが届きました。
ありがとうございました。