本日の高住神社の状況です。
◆晴れ
◆22℃
西日本豪雨から数日経ち、被災状況が明らかになるにつれ、その被害の甚大さ、自然災害の凄まじさに恐怖を覚えるばかりです。
身の周りの危機感が去って冷静さを取り戻し、ようやく他所に意識が回るようになって大規模災害だったことに気づいたというか。
大型台風でもなく豪雨の急襲によって、二次・三次災害を招こうとは誰もが予見し得なかったことでしょう。
歴史を見れば河川氾濫と人類の戦いは古く長く、いつどんな国家であっても治水を国家事業としてきたことは、大水がいかに容易く文明を破壊してきたかを物語っている気がします。
天災が人間の想定を上回るというのは実は自明の理であって、急進的な文明の発達に自然の驚異を忘れかけていた、もしかしたら知らぬふりをしていたのかも知れません。
毎年どこかで起きている自然災害を教訓に、決して対岸の火事ではないということを胸に刻み、我々人間もまた自然界を構成する生物のひとつであり特別な存在ではないということ、そして自然と文明をバランス良く調和させ、天災を人災に拡大せぬようにこれから見直していくべきなのかも知れませんね。
この被災で尊い命を落とされた方々に哀悼の意を捧げるとともに、一日も早い被災民の救済と安心できる日々が戻ってくることをお祈りいたします。
気づけば雨上がりの水溜りに青空が。
不穏な梅雨に終わりを告げてくれるように、蜩が鳴き始めています。
これ以上何事もないよう祈るばかりです。