本日の高住神社の状況です。
◆晴れ
◆-5℃~-1℃
◆路面状況…別所駐車場より先、路面凍結(踏み固められた状態)
澄み渡る青空。
朝陽に照らされた路面がキラキラと輝き、まるでスケートリンクのよう。
快適ドライブと飛ばしていると、突如こんな光景に出くわします。
スピードを出しているとトリプルアクセルなんてことも。
無田林道・津野方面ルートは凍結が多いのでお気をつけください。
500号線は雪溶けしていても、別所駐車場から豊前坊方面へは常に凍結状態。
信じられないでしょうが、ここから状況が一変します。
この先の道路状況が気になる、そんな方のために先月から看板を立てています。
この水色地に赤枠の看板が目印。
お参りだけでなく登山者や峠越えの方は、この看板を目安にどうぞお気軽にお問い合わせください。
と、最近の道路状況をお知らせします。
うってかわってお宮の様子。
空中をふわりふわりと舞う謎の物体。
…お分かりいただけただろうか?
赤丸で囲った部分に怪しい飛来物体が宙を舞っているのだ。
新種のUMAか!?果たして、この正体は!?
答えは鳥の巣材。
棕櫚のようにケバケバしてますが、おそらく杉の皮を裂いたものだと思います。
上を見上げると犯人ならぬ犯鳥が。
巣穴に運んでいたのか、それとも掃除か。
年末大掃除をしなかったのならずいぶんとズボラな鳥ですねえ。
この鳥、拡大して図鑑と見比べてみたのですが、ゴジュウカラのように見えます。
越冬する鳥たちも多いので、冬山の野鳥探索に来る人も多いですよ。
天気が良い日は鳥も活発になるようで、森に耳を傾けてみてください。
普段聴き慣れない鳥たちの声が聴こえてくるはずです。
とまあ天気が良くなったので快適な一日。
あいかわらず雪は溶けませんが、ソリ遊びの子供たちは青空と白い雪を存分に楽しんでいたようです。
土日は境内で焚き火をしていますので、冷えた身体を温めに、どうぞお気軽にお越しください。
本日の高住神社の状況です。
◆雪
◆-6℃
◆路面状況…積雪20cm~(道路は除雪あり)
細雪が舞う曇り空。
さらさらとした繊細な雪は、弱い風でも軽く吹き飛ばされます。
参道を歩いていると、頭上から雪が降ってきます。
枝を揺らす微かな振動で杉木立に積もった雪が崩れてくるのです。
それが雪に落ちると、ポスンと音を立てるかのように埋もれてあばたのような跡を残します。
苔の上に落ちた綿のような雪。
苔がちょうどクッションになって落ちたままの姿を残しています。
モノトーンの世界で見る緑は新鮮に映ります。
先日わずかに気温が上がったときの雪解け水が、少しずつですが、沢に流れを取り戻しつつあるようです。
無音の世界で聴こえてくる流水の音は、じっと冬を耐え忍ぶ生命の血潮にさえ思えてきます。
雪解け音が大きくなってきたら春の訪れ。
英彦山の春はまだまだ先のようです。
本日の高住神社の状況です。
◆雪
◆-9℃
◆路面状況…積雪5cm~(降り続いている状態)
今日は雪。
雨で雪が溶けたと思ったら、また雪のぶり返し。
立春を過ぎたというのに英彦山は大寒のままのようです。
道の状況はどんな感じかというと…
しゃくなげ荘ライブカメラのキャプチャ映像はこんな様子(10:00頃)
麓は晴れているのですが、途中からガラリと雪景色に。
雪雲が英彦山にまとわりついているかのよう。
豊前坊に向かう途中、車道を横切る黒い影が。
仔ジカが一頭、スキップしていました。
雪がうれしいのか、バンビみたいに楽しそうに跳ねてました。
まだ人間に対する警戒心が薄いのか、人怖じをしないで興味深げにこちらの様子をうかがっています。
クリンとした黒い瞳が可愛らしい。
こうして間近で見れるのも冬ならではの光景。
駐車場に突如現れたミステリーサークル。
誰もいなかったので車で弧を描いてみました。
我ながら見事な円が描けたと満足(笑)
新雪で遊ぶのは大人になっても面白いものです。
眺めるぶんには雪景色も風情があっていいものです。
雪かき、どうしましょうかね…
本日の高住神社の状況です。
◆曇り
◆-2℃~1℃
◆路面状況…別所駐車場より先、路面積雪(踏み固められた状態)
今日は朝から別所駐車場が満車状態。
喫茶ひめしゃらの前まで車が止まっています。
登山者から「あんたも滝を見に来たのかい?」と尋ねられました。
どうやらこの混雑は四王寺の滝目当ての登山者のようです。
テレビ放映の反響って大きいものですねえ。
滝目当ての人ばかりで北岳登る登山者は少ないねと話していたら、鳥居のほうから法螺の音が。
そうそう、今日は山伏さんの左廻りの峰入り日でした。
雪の静けさを破るように響き渡る大きな読経。
今年初の豊前坊参りとあって、読み上げる声にも力が入っているようにも思えます。
ご奉納いただいた酒粕で作った甘酒でお接待。
砂糖をたっぷり入れてとろっと甘めに仕上げています。
美味しいと評価を得て満足。
心も身体も温もって笑顔がほころんだ頃合をみて、あのーセンセイ、恒例の山伏道具の紹介を…とすかさずお願いに。(決してモノでつったわけではありませんよ(笑))
今回の山伏道具は『貝緒(かいのお)』
貝緒とは、腰に巻いている黄色い綱のことです。
道具としては山中で岩場を登る際にザイルとして使うもの。
その名の通り、本来は法螺貝を巻く綱として用いていたのですが、現在は法螺貝を保護する網状の袋が考案されたので、その意味では使われなくなったようです。
その長さは十六尺・二十一尺、三十七尺とそれぞれあり、その数字は十六菩薩、二十一尊、三十七尊と仏になぞらえた数であり、護摩焚きの儀のひとつである山伏問答には、この貝緒の意を問う場面があります。
(宗派や流派によって若干の違いはあるようです)
実用性より装飾具としての役割のほうが大きいようですが、擦り減って色あせた貝緒を見ると、やはり何かの際には使うことがあるのでしょうか。
使いこまれた道具には魂が宿るというか、こうした道具のひとつひとつが山伏の魂なんでしょうね。
足袋に縄を巻いている方がいたので聞いてみると、半分に切った草鞋のようなものが。
おそらく“足半(あしなか)”というものでしょう。
鼻緒ではなく草鞋のように足の甲に巻きつけるようになっていましたが、これが雪道でのスリップ止めに丁度良いとのこと。
昔の民具ですが、こうしてみると使ってみる価値はあるようです。
古道具とはいえ、実用性があるものは現代にも使えそうですね。