岩根山善水寺本堂(国宝)
おはようございます。今日から12月、今年も残すところ1ヶ月となりました。
新型コロナの影響で、今年は例年とは全く異なる日々を過ごした1年になりました。
収束の気配はまだまだ見えず、本格的な冬を迎えて日毎に感染が拡大している状況です。
来年にはワクチンんが普及し、元の生活様式に戻れる日が来るのでしょうか?
高齢者は優先的に接種ができるように言われてますが、本当に安全性が確保されているか?不安です。
11月24日、湖南三山の残りの一箇寺、岩根山善水寺に行って来ました。
長寿寺、常楽寺は18日でしたので、善水寺は1週間近く後になり紅葉の見頃はすでに過ぎていて、
残っている紅葉を探しながらの撮影でした。
拝観受付の係の方は、今年は色付きが早く湖南三山紅葉めぐりが始まった14日頃が一番見頃だったと仰ってました。
今回から善水寺の紅葉風景を紹介していきます。
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岩根山 善水寺
JR三雲(みくも)駅の北西約2.6km岩根山の中腹にある天台宗の寺。
奈良時代中期、和銅年間(708-714)に国家鎮護の道場として建立され、和銅寺と称していました。
平安時代の初め最澄が入山、延暦寺(えんりゃくじ)の別院諸堂(べついんしょどう)を建立し天台宗に改めました。
また、桓武天皇が病気になり、最澄が法力によって霊水を献上したところたちどころに回復したことから現在の寺名に改められました。
宮殿風の趣をもつ荘厳でどっしりした構えの本堂は、天台仏殿代表で織田信長の兵火の時も唯一消失を免れ、国宝に指定されています。
堂内には、本尊の木造薬師如来坐像をはじめ、梵天(ぼんてん)・帝釈天(たいしゃくてん)・四天王立像、
高さ23cmほどのかわいらしい仏像ですが、奈良の東大寺の誕生仏に次ぐ秀作という金銅誕生仏(こんどうたんじょうぶつ)など、
天平時代から平安時代を代表する素晴らしい仏像15体の他15体が安置され、いずれも見ごたえのあるものばかりです。
<国宝>
本堂
<重文>
木造兜跋毘沙門天立像 木造持国天立像 木造増長天立像 木造四天王立像(4躯)木造不動明王坐像 木造僧形文殊坐像
金銅誕生釈迦仏立像 木造金剛二力士立像(2躯) 木造薬師如来坐像 木造梵天立像 木造帝釈天立像
(滋賀・びわ湖観光情報より)
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真っ白な山茶花が今年もきれいに咲いています。
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元三大師堂
元三慈恵大師良源大僧正の等身大尊像を奉安する
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石蕗ももう終わりですね。
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季節外れの紫陽花を見れば、自然にカメラを向けたくなります。
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本堂(国宝)の屋根の老朽化により修理が必要になって来ているようです。
檜皮葺の屋根の吹き替えには10億円ほどの費用が必要で、国宝ですが善水寺の負担も1億円程度必要だと係の方の説明がありました。
次回に続きます。
撮影日 2020年11月27日
撮影地 岩根山 善水寺(滋賀県湖南市岩根)
機 材 Nikon D4S
Nikon D810
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
AFS VR Zoom-NIKKOR ED 70-200mm F2.8G (IF)