竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

かの人を叫んだ記憶夏怒涛  法夢子

2014-07-04 | 
かの人を叫んだ記憶夏怒涛  法夢子






竹とんぼ例会だより第10回」Vol.6

ブログ管理者の法夢子です

兼題「恋」に七転八倒 遠い記憶を遡ってひねりました



表題句は夏の荒れた海

話す言葉もかき消える強い風

名を叫んだような記憶がある

原句は 溺れても悔いぬ恋情夏怒涛





エピローグ青田の渕に住まいたり  法夢子


横浜に生まれて東京/静岡/北海道/栃木に居住した

仕事は30種類を経験したり

全速の駆け足のような人生

現在は青田が眼前の地に住んでいる

これは人生「振り出し」ということかもしれない





かたつむりゴールのあとの余生かな  法夢子


蝸牛をみているとゴールを過ぎた選手のようだ

ただ流して進んでいる

まてよ 蝸牛はみな現役を辞したリタイア組

余生をゆっくりと消化しているのかもしれない

原句は かたつむりゴールはすでに通りたり