朝顔の露の零れのもどかしき 法夢子

朝顔の鉢植えを小学生の孫が大切にしていた夏があった
孫たちも成長してそんな面影は消えている
庭の朝顔はそんな鉢植えの種を植えたものだが
毎年そこそこの花をつけてくれる
花にふくんだ露がいくつかまとまって大きくなっている
ほんの少しで零れそうだ
その瞬間を
みのがすまいと見つめている

朝顔の鉢植えを小学生の孫が大切にしていた夏があった
孫たちも成長してそんな面影は消えている
庭の朝顔はそんな鉢植えの種を植えたものだが
毎年そこそこの花をつけてくれる
花にふくんだ露がいくつかまとまって大きくなっている
ほんの少しで零れそうだ
その瞬間を
みのがすまいと見つめている