縋りつく空蝉ひとつ忠魂碑 法夢子

散策をする道際に忠魂碑がある
その近くに小公園があり
お年寄りがゲートボールをしたり
お茶屋お喋りを楽しんでいる
忠魂碑は戦没者の供養塔で全国各地にあるのだが
戦後70年
配線と言わない日本人はその戦争さえも風化させているようだ
またあの熱い日の記憶が蘇るが
忠魂碑にお参りする人は少ない
空蝉がひとつすがりついているように見えるのは
私の感傷だろうか

散策をする道際に忠魂碑がある
その近くに小公園があり
お年寄りがゲートボールをしたり
お茶屋お喋りを楽しんでいる
忠魂碑は戦没者の供養塔で全国各地にあるのだが
戦後70年
配線と言わない日本人はその戦争さえも風化させているようだ
またあの熱い日の記憶が蘇るが
忠魂碑にお参りする人は少ない
空蝉がひとつすがりついているように見えるのは
私の感傷だろうか