菊の香や月夜ながらに冬に入る
この句の中には,三つの季語が含まれています.
『菊』(秋の季語),
『月』(秋の季語),
『冬に入る』(『立冬』と同じ意で,初冬の季語).
【菊の香りが漂っている月光が明るい夜なのだが(感じられる季節感は秋なのだが),もう時節は立冬を迎えたのだ.】
正岡子規は,『菊』も『月』も「秋の季語」である事を意識した上で,「,感じられる季節感は『菊の香りが漂う月夜』,つまり『秋』だけれども,時期はもう冬に入ったのだ」という感慨を詠んだものと思われます.
所謂,『季重ね』ですが,不自然さを感じさせない,作者の力量を感じられるように思われます.
尚,句の意味から,三つの季語のうち,主たる季語は『冬に入る』で,『菊』,『月』は従たるものであると考えられます.
edelweiss_edelweiss87 参照
この句の中には,三つの季語が含まれています.
『菊』(秋の季語),
『月』(秋の季語),
『冬に入る』(『立冬』と同じ意で,初冬の季語).
【菊の香りが漂っている月光が明るい夜なのだが(感じられる季節感は秋なのだが),もう時節は立冬を迎えたのだ.】
正岡子規は,『菊』も『月』も「秋の季語」である事を意識した上で,「,感じられる季節感は『菊の香りが漂う月夜』,つまり『秋』だけれども,時期はもう冬に入ったのだ」という感慨を詠んだものと思われます.
所謂,『季重ね』ですが,不自然さを感じさせない,作者の力量を感じられるように思われます.
尚,句の意味から,三つの季語のうち,主たる季語は『冬に入る』で,『菊』,『月』は従たるものであると考えられます.
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