しづかさや湖水の底の雲の峰
季語:暑さー夏 出典:寛政句帖 年代:寛政4年(1792年:29才位)
湖水の彼方に沸き出た真っ白な入道雲が、青々とした湖水の底に影を映して動かない。
あたりはしんとして、炎熱の中に静かさが感じられる、の意。
流伴鑑賞
真夏の海、湖、沼、池に映る雲を詠んだ句は数多だが
この景を「しずけさや」と詠った句を他に知らない
真夏の灼ける日差しの中、舟に乗っての旅の途中なのだろうか
日を避けるものも乏しく
ただじりじりと暑さに耐えるのみなのであろう
水底の雲もじっと耐えているようだ
このしずけさは、声を出す気も抑えてしまう
季語:暑さー夏 出典:寛政句帖 年代:寛政4年(1792年:29才位)
湖水の彼方に沸き出た真っ白な入道雲が、青々とした湖水の底に影を映して動かない。
あたりはしんとして、炎熱の中に静かさが感じられる、の意。
流伴鑑賞
真夏の海、湖、沼、池に映る雲を詠んだ句は数多だが
この景を「しずけさや」と詠った句を他に知らない
真夏の灼ける日差しの中、舟に乗っての旅の途中なのだろうか
日を避けるものも乏しく
ただじりじりと暑さに耐えるのみなのであろう
水底の雲もじっと耐えているようだ
このしずけさは、声を出す気も抑えてしまう