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チボー家のジャックが泣いていた夜長 篠原信久
高校生の時に一気に読了の「チボー家の人々」
灰色のノートを真似て
クラスメートと「赤色のノート」を交換したことがあった
ジャックの涙のシーン 秋の夜に読みふける景にふさわしい
(小林たけし)
【夜長】 よなが
◇「長き夜」 ◇「夜長し」
一年中でもっとも夜が長いのは冬至前後だが、夏の短い夜のあとなので、秋の夜はめっきり長くなったことが感じられる。まだ寒さには間があり、読書や創作活動に最適の時季である。
例句 作者
かの窓のかの夜長星ひかりいづ 芝不器男
それぞれの部屋にこもりて夜の長き 片山由美子
つまずきもあり晩学の夜長かな 久保絹枝
にせものときまりし壺の夜長かな 木下夕爾
みちのくの頭良くなる湯に夜長 大野林火
ゆくゆくも今も一人の夜の長さ 越野雹子
ジョーカーの捨て時逸す夜長かな 田中悦子
テーブルがただ大きくて夜の長し 杉浦圭祐
かの窓のかの夜長星ひかりいづ 芝不器男
それぞれの部屋にこもりて夜の長き 片山由美子
つまずきもあり晩学の夜長かな 久保絹枝
にせものときまりし壺の夜長かな 木下夕爾
みちのくの頭良くなる湯に夜長 大野林火
ゆくゆくも今も一人の夜の長さ 越野雹子
ジョーカーの捨て時逸す夜長かな 田中悦子
テーブルがただ大きくて夜の長し 杉浦圭祐