![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/2a/5de8db9f22ef768c440cee8f6c28a644.jpg)
涅槃西風ひと日かぎりの仏徒かな たけし
仏教徒でなくとも仏像の前では
厳粛な気持になる
大きな足を投げ出して空を見上げる寝釈迦は
あまり有難くないお姿だが
なんでも聞いてくれそうな親しみがある
今日只今だけの仏心をも疑わない
気持ちの良い爽やかな風があたりを包んでくれている
(たけし)
春(仲春)・宗教
【涅槃会】 ねはんえ(・・ヱ)
◇「涅槃」 ◇「お涅槃」 ◇「涅槃像」 ◇「涅槃図」 ◇「涅槃絵」 ◇「寝釈迦」(ねしゃか) ◇「涅槃寺」 ◇「仏の別れ」 ◇「常楽会」(じょうらくえ)
陰暦2月(今は3月)15日。釈迦入滅の日。涅槃像を掲げ遺教経を読誦し、涅槃会を営む。毎年この会のころ降る雪を「涅槃雪」といい、「雪の果」という。またこの頃吹く西風を「涅槃西風」と言っている。春の農事の初めの日として、祭日にしている地方も多い。
例句 作者
山寺や涅槃図かけて僧一人 星野立子
人々の眼のなまなまし涅槃見る 飯田蛇笏
涅槃図に洩れて障子の外の猫 村越化石
山うらに赤き日のある寝釈迦かな 佐々木 咲
涅槃会の水に穴あく鯉の口 三橋敏雄
緋の色の他は薄れて涅槃絵図 田所節子
物臭さの屋根に雪積む涅槃かな 市掘玉宗
葛城の山懐に寝釈迦かな 阿波野青畝
涅槃図の嘆きに燭の揺らぎけり 栗原憲司
青鬼の背中が泣いて涅槃絵図 福神規子
山寺や涅槃図かけて僧一人 星野立子
人々の眼のなまなまし涅槃見る 飯田蛇笏
涅槃図に洩れて障子の外の猫 村越化石
山うらに赤き日のある寝釈迦かな 佐々木 咲
涅槃会の水に穴あく鯉の口 三橋敏雄
緋の色の他は薄れて涅槃絵図 田所節子
物臭さの屋根に雪積む涅槃かな 市掘玉宗
葛城の山懐に寝釈迦かな 阿波野青畝
涅槃図の嘆きに燭の揺らぎけり 栗原憲司
青鬼の背中が泣いて涅槃絵図 福神規子
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます