今日は北朝鮮が韓国に砲撃したので大変な日だったけど、昨日の爆問学問は美術品修復の話題。
すごいと思ったのは油絵具などオリジナルの画材は使わずあえてアクリル絵の具のような違った画材を使うということだ。
修復ということを構成の人に示すためだそうだ。
素晴らしいこだわり。
パンを使ったり、プラスティック消しゴムをできるだけ細かく削り、表面の汚れを落としたり技術的に面白かった。
第148回 岩井希久子(2010年11月22日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀
番組中で山下清の切り絵の修復で貼ってあるベニアを削るという決断に挑戦するというのは技術者に通ずる話だ。
ベースとなる髪が薄く、下手に修復することは大失敗のリスクが大ということで、あえて、台紙であるベニアを削るという判断をしたのだ。
大変な手間の係る仕事で頭が下がる作業だ。
実は私も定年を迎えて、絵画修復という仕事には興味があったのだが、この番組を見て安易に志すべきではないと感じた。
すごいストレスだろうな。
でも、決心するかもしれないけど。笑
「清の貼絵、見るたび驚嘆」 絵画修復家・岩井さん語る|山形新聞
すごいと思ったのは油絵具などオリジナルの画材は使わずあえてアクリル絵の具のような違った画材を使うということだ。
修復ということを構成の人に示すためだそうだ。
素晴らしいこだわり。
パンを使ったり、プラスティック消しゴムをできるだけ細かく削り、表面の汚れを落としたり技術的に面白かった。
第148回 岩井希久子(2010年11月22日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀
海外の美術館からも、その腕を高く評価される岩井。特に、評価が高いのが、絵の具がはがれた部分に色を補う「補彩」の技術だ。補彩に要求されるのは、周囲の色との完ぺきなマッチング。後から手を加えたことが分かるように、合成樹脂の絵の具を使って、違和感のない発色を作り上げていく。
番組中で山下清の切り絵の修復で貼ってあるベニアを削るという決断に挑戦するというのは技術者に通ずる話だ。
ベースとなる髪が薄く、下手に修復することは大失敗のリスクが大ということで、あえて、台紙であるベニアを削るという判断をしたのだ。
大変な手間の係る仕事で頭が下がる作業だ。
実は私も定年を迎えて、絵画修復という仕事には興味があったのだが、この番組を見て安易に志すべきではないと感じた。
すごいストレスだろうな。
でも、決心するかもしれないけど。笑
「清の貼絵、見るたび驚嘆」 絵画修復家・岩井さん語る|山形新聞
放浪の天才画家 山下清展」開催中の山形美術館(山形市)で21日、清の代表作を修復した絵画修復家・岩井希久子さんの記念講演会があった。劣化した状態や修復作業の方法を説明し、「清の貼絵(はりえ)は、世界に類を見ない素晴らしい表現。見るたびに驚嘆した」と間近に触れての感動を語った。
岩井さんはイギリスやアメリカの美術館で研さんを積み、ゴッホの「ひまわり」やモネの「睡蓮」を修復。2002年、清の生誕80周年に合わせて始まった修復プロジェクトで「長岡の花火」「桜島」など8点の修復を手掛けた。
ベニヤ板に直接色紙を張り重ねた作品「スイスの町」では、劣化を食い止めるためベニヤからはがすことを決断。不安の中で取り掛かった作業だったが「紙片が緻密(ちみつ)に張り重ねてあったから、作品が分離することもなかった」。あらためて清の仕事のすごさを実感したという。