温故知新~温新知故?

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NHKスペシャル アイスマン~5000年前の男は、なぜ死んだ、何を食べていた~

2013-03-25 19:16:37 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
昨日はNHKスペシャル 完全解凍!アイスマン~5000年前の男は語る~を見た。
NHKスペシャル|完全解凍!アイスマン~5000年前の男は語る~
世界最古の冷凍ミイラ“アイスマン”が初めて完全解凍され、徹底的に調べられることになった。有史以前の暮らしを知る鍵が詰まった超一級の文化遺産は、私たちに何を語りかけるのか・・・?

番組では、以下のウィキペディアに書かれている内容が次々と紹介される。
腰痛持ち、いに残ったものの分析から結構美味しそうなものを食べていた。殺された上にとどめも刺された。凄い速さで上り下りの強行軍をしていた。などがわかる。
凄いですね。色々なことがわかるようになったものです。このアイスマンはまたこれから後の世の中で更にいろいろな技術が進化した辞典で更に多くのことが救命できるようにまた冷凍されたそうです。
しかし、5000年前の人間と我々は大して大きく進歩したといえるのだろうか。
調味料を加えながら、美食を楽しみ、人間関係なのか誰かと争い殺されとどめまで刺され、腰痛持ち。もう5000年前から、いろいろ悩んでいたり、いがみ合ったりしていたんですね。
アイスマン - Wikipedia
作りかけの弓矢や精錬された銅製の斧を所持していた。特に斧からは彼が生きた当時、アルプス近辺で既に高度な銅の精錬技術があった事をうかがわせる[3]。
腰椎すべり症を患っており、腰痛持ちであった事が考えられる。背後や脚に刺青の跡があり、つぼ治療をした痕と推測されている[4]。
胃からはアイベックスなど数種類の動物の脂身やハーブが検出され、小麦に水を加えて加工した物も検出された。更に腸からは煤が検出され、彼がパンを食べていた可能性があることを示唆している[5]。
腸に鞭虫が寄生しており、また靴紐にその寄生虫除去に効果があると考えられる成分ポリポレン酸を含んだカンバタケをつけていた。
靴は靴底が丈夫な熊の毛皮で作られ、中には防寒の為か藁を詰めてあった。外套は色違いの革を縦縞模様に継ぎ接いで作られており、ベルトにはフリントやスクレイパー、乾燥したキノコなどが入った小さい袋がついていた。
DNAの遺伝学的調査により、現在のアルプス北部の住民に近いことがわかった。
目の色が茶色で、血液型はO型、牛乳が苦手だった可能性が高い[6]。
長らく彼の死亡の原因は専門家の間でも様々な説が唱えられた。凍死説が有力であったが、2001年のX線撮影で左肩に矢尻が見つかり、これが死因である可能性が高まった。ただし、死体の解剖分析は極めて貴重な資料を損傷するとして許可されないため実証することが難しかった。2007年にスイス・チューリヒ大などの研究チームが行ったコンピューター断層撮影装置により、動脈付近の傷が詳細に分析され、動脈損傷による失血死であることが実証された。更に後頭部に即死に至る量の脳内出血の痕跡があり、これは彼を殺害した者が彼に止めを刺すべく、矢を受けて倒れた彼の後頭部を石などの鈍器で殴ったと推測できる。これだと彼が左腕をあごの下に伸ばした不自然な格好で発見された理由も付くという。また、彼を殺傷した矢の軸は見つかっておらず、殺害者が持ち帰った可能性があるという[7]。
アイスマンは発掘現場の周辺で採取した植物の分析から、標高700mの麓に居住していたと推定されており、その地点では有史以前の遺跡も存在している。また付着した花粉分析から死亡時季は晩春と推定されているが、残雪が大量に残っている季節に岩と氷しかない3,000mを越える地点に登った理由は不明である。彼の胃や腸から検出された花粉からは、彼が死ぬ直前の数日間の間に、モミが生える標高の高い場所から一度低い場所に移動した後、またすぐにモミが生える場所へ行くという強行軍を行っていた事が推測できる[8]。

下の文章など小説のよう。ロマンだ。
特集:アイスマン その悲運の最期 2007年7月号 ナショナルジオグラフィック NATIONAL GEOGRAPHIC.JP

当時アイスマンの健康状態が悪かったこともわかっている。一つだけ残っていた手の爪から、死ぬまでの最後の6カ月間に3回重病にかかり、最後の発病が死ぬ2カ月前だったことがわかった。腸の内容物から寄生虫である鞭虫の卵が見つかったことから、アイスマンは腹痛を抱えていた可能性が高い。だが、食欲はあったようだ。2002年、イタリアのカメリーノ大学のフランコ・ロロと共同研究者たちが、腸にわずかに残っていた食べ物のかすを分析したところ、アイスマンは死ぬ1、2日前に野生のヤギの肉と何らかの植物性の食べ物を食べたことがわかった。

これらの研究結果を総合すると、アイスマンは、春にホップホーンビームの花が咲く標高の低い落葉樹林から、最後の旅に出た可能性がきわめて高い。

アイスマンを殺したのはいったい誰なのか。動機は何なのか。殺人現場に残された奇妙で些細な事実が、その謎を解くカギなのかもしれない。アイスマンに致命傷を与えた矢の柄が見つからないのだ。誰かが体内に矢じりの石を残したまま、柄を抜きさったに違いない。


昨日の番組の映像ではないけど。。。
アイスマン5300年前のミイラ掘り出し時の映像