以前、インターネットのクラウドサービスとして「エバーノート」を紹介したが、もう一つ類似した「Dropbox」というサービスがある。
Dropboxは、お馴染みのフォルダ構造によってファイルをクラウドに保管するストレージサービスである。エバーノート(Evernote)と同様に、WindowsやMac、i-Pad、アンドロイドといろいろな機種に対応しており、フォルダにドロップすることで簡単にアップロードできる。
EvernoteとDropboxの違いは、前者が最大保有容量に制限がないものの一月毎のアップロード容量に制限があるのに対し、後者は最大保有容量で制限している点(無料会員では2Gまで)。あと、前者はタグ付けなど、後の検索を想定した管理ができるのに対し、後者はもっぱらパソコンと同じフォルダによる管理である点。
どちらも一長一短あるが、Dropboxは、無料で2Gが使えるのと(つまり一度に2Gのファイルアップロードが可能)、ファイル管理は視覚的にフォルダを操作しているのと同一なので新たに覚えることがないという利点がありそうだ。ただ、ファイルの数が多くなるとどこに入れたっけ?ということになりかねないのと、ファイルの容量が大きくなるとアップロード・ダウンロードに時間がかかるのが欠点かも。
どちらを使うかということではなくて、特徴にあわせて使い分けるのがいいのでは。