以前、父親が囲碁ソフトと対戦していたが、勝ったり負けたりだったようだ。最近のソフトは、さらに強くなってアマ5、6段クラスという。(^^;
で、どのくらいの棋力なのか、昨年12月に発売になったばかりの「天頂の囲碁5」と「銀星囲碁14」を買ってみた。この2本が市販ソフトの双璧だろう。
まずは、両者を自動で対局させている。「5段6段」モードでは、銀星囲碁14が黒番、白番とも中押し勝ちした。中押し勝ちといっても、10目差なのだが、天頂の囲碁5は勝ちがないと分かるとちゃんと投了する。
ただ、この設定では、天頂の囲碁5の方が即座に打ち返し消費時間が少ない(つまり探索の深さが浅い)動作をしていた。1手の考慮時間を同じに設定して対戦させないとフェアではない。
再度、設定して対戦させているところだ。走らせているのは、非力なノートパソコンで。
ちょっと見た感触だが、おそらくコンピュータが打っているとは、棋譜を見てもわからないだろう。昔あったアレッ!という変な手はもう打たない。銀星囲碁14は、かなりするどい手を打ってくる。それで、天頂の囲碁5の石がトン死したほどだ。
天頂の囲碁5は中央に厚く、銀星囲碁14は地に辛い碁を打ってくる。要するにどちらの個性を好むかということだと思う。その人との相性によって、強く感じたり弱く感じたりするだろう。ただ、毎回、中央を大きく囲おうとする天頂の囲碁5よりは、銀星囲碁14の方が実戦的で、学習相手にはいいような気もする。
初段以下の人だと、どちらのソフトにも勝てないかもしれない。(^^;