福島のお酒を山形で造っている酒蔵がある。
「鈴木酒造店」。福島県浪江町にあった酒蔵だけれど7年前の震災で倒壊・流失した。事業の再開を模索していたところ、山形県長井市の「東洋酒造」との出会いがあったという。
東洋酒造は、山形県長井市の小さな酒蔵で、「平成13年に女性蔵元誕生」とあるけれど、それには止むに止まれぬ事情があったよう。後継者がいなく平成23年から酒造りを止めようとしていたらしい。
現在、福島の鈴木酒造店は、東洋酒造の設備を譲り受け、山形県長井市の地で「㈱鈴木酒造店長井蔵」として、自身のブランドの「磐城寿(いわきことぶき)」と、東洋酒造のブランドだった「一生幸福」を引き継ぎ醸造している。
鈴木酒造店は、「事故前に研究用にたまたま福島県試験場に預けておいた酵母が生きている」ことを知って事業再開の決断をしたという。福島県浪江町は硬水、山形県長井市は軟水で、醸造には試行錯誤があったらしい。
こういう想いがこもったお酒を飲んでみたいなと。
「磐城寿」「一生幸福」
さくら餅が食べたくなる季節になった。あの葉っぱの香りが好き。
この香りは、クマリンという物質とのこと。いまでは化学合成が可能になっている。
で、クマリンの面白い用途がある。脱税防止のため灯油やA重油に1ppm添加されているんだな。軽油引取税がかからない灯油やA重油を軽油に混入させて販売しようとすると、灯油やA重油に添加されているクマリンがブラックライト紫外線で蛍光して分かるらしい。軽油にはクマリンは添加されていない。
今日のお昼、初めての中華料理屋さんで、スタミナつけ麺定食を頼んだところ、まず上が来て・・・つけ麺でなくてラーメンに、ご飯に、シュウマイ? ・・・と思ったところへ、下の麺が来て、ラーメンの替え玉??
で、ラーメンとおぼしきものを食べ始めると・・・麺がない・・って(^^; ラーメンどんぶりいっぱいの野菜に、麺をつけるヘルシー??なつけ麺だった。
ホテルでの朝食の時、近くのテーブルのおじちゃんが「牛乳をとってこないと」と言っていた。
また、実家に帰ると、朝、パンを食べる時、母親は当然のごとく、冷蔵庫から牛乳を出してくる。
年配の人は、パン=牛乳なのだな。大昔は、オレンジジュースもコーヒー、紅茶もなかったからだろうな。でも、そういう決めつけというか、新しいことをやろうとしない(考えもしない)、ずっと同じことばかり・・・というのは好きでない。
職場でも、職場旅行など廃れた習慣もあるが、そんなことまだやるのかよ、ということを新人が習おうとしているのは、いささか滑稽ではある。
「昔のまま」は、何の思考も労力も必要ない。安易に踏襲するのではなくて、自分で考えて変えていく必要がある・・・変えていってほしいんだな。
久しぶりにダルカレー(豆カレー)を作りたくなって、ぐつぐつ。
豆は、ひよこ豆と緑豆の混合で、緑豆は溶け、ひよこ豆の形が残る。
なかなかいい感じ! 塩が切れていたのに気がついて、明日、塩で味付けして夕食にしようと。
カツゲン
道産子には懐かしいカツゲン。未だに売られている。
もともとは、「昭和初期に帝国陸軍が雪印メグミルクの前身の団体に開発を依頼し、昭和13年から上海で製造開始されたもの」という。
漢字で書くと「活源(かつげん)」。今は北海道限定で販売されている。
昭和54年「ソフトカツゲン」として、味をソフトにしたものが発売されたとのことで、子供の頃飲んだのは濃い時代のものだったはず。首が細いガラス瓶詰めだった。