蘊蓄cafe

-日々発見、身の回りの話題 【うんちくカフェ】-

「ねこ鍋―みちのく猫ものがたり」

2007年11月29日 | 書籍レビュー
[感想:★★★--]
「ねこ鍋―みちのく猫ものがたり」
 「ねこ鍋」という言葉を聞いた。猫のお鍋?・・・まさか? で、調べてみると、どうも、お鍋(土鍋)をそこらに置いておくと、猫が好んでお鍋に入るらしい。(^^; 猫は狭いところが好きだし、よく丸くなって寝ているのを見かける。土鍋のカーブが微妙にフィットするようだ。

 インターネットに動画があり、猫が自分から入り込むようすが分かる。たしかに見事にお鍋になっている。NHKの番組でも放送されたようだ。ねこ鍋の写真集やDVDも出ているので、書店で写真集をめくってみたが、たしかにかわいいのだが、写真集を買うほどでは・・・。ネットの動画が一番かわいい。

「天文年鑑 2008年版」

2007年11月28日 | 書籍レビュー
[感想:★★★--]
「天文年鑑 2008年版」(天文年鑑編集委員会編、誠文堂新光社)
  今日、本屋さんで見つけた。この本は、天文の基礎データや来年1年間の天文現象のデータが収録されているハンディな年鑑で、子供の頃から毎年買っている。 年々厚くなり、内容も昔に比べると惑星の衛星や輪の数が増えている。来年度版では、とうとう冥王星が準惑星の分類になった。

 今どんな星が見えているのか、惑星がどこにあるのか、日食・月食がいつどこで観測できるかなど、天体イベントが「こよみ」になっているので重宝する。

  表紙は「マックノート彗星」の写真だ。あまり気にしていなかったが、この彗星は、今年の1月に何と-6等星ほどまで明るくなって、日中の青空でも見えたの だという!北半球では見にくかったが、日本でも彗星の核が地平線下に核があるにもかかわらず伸びた尾が撮影されたという。

ジャミ夫人

2007年11月27日 | Weblog

 この人、2つ前に書いた「海神-HESHIN- [ヘシン] 」に出てくる「ジャミ夫人」
 悪役なんだけれど、何か、主人公よりも存在感があって最高!
 目の演技がすごい!!
 富と権力のためには誰とでも手を組み、ピンチの時には嘗ての敵にも取り入る屈辱にも耐える!しぶといスなぁ


「海神-HESHIN- [ヘシン] 」

2007年11月25日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★★-:ぜひ勧めたい!]
 2004年の韓国テレビドラマ。ストーリーは全51話。9世紀の新羅、唐などが舞台となる実に壮大なドラ マである。作品の質も高い。騙し騙され、利用し利用され・・・時には味方になり敵にもなる・・・。次がどうなるのかが待ち遠しい。悪役もジャミ夫人 (チェ・シラ)、イ・ドヒョン(キム・ガプス)、ヨンムン(ソン・イルグク)など実にいい味を出している。

ぽすれん・レビューAmazon・レビュー
監督:カン・イルス
出演者:チェ・スジョン、ソン・イルグク、スエ、チェ・シラ、キム・フンス、ソ・ドヨン
Story:
『初恋』のチェ・スジョンと『朱蒙〔チュモン〕』のソン・イルグクの2大俳優共演による歴史ドラマ。9世紀に東アジアの海上を制圧し国際貿易を主導した実在の人物、チャン・ボゴのサクセスストーリーを描く。(海神-HESHIN- [ヘシン] )

「パリで一緒に」

2007年11月24日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★---:平均レベル(人によっては)]
 この映画で、オードーリーの作品を13本集中して観たことになる。
 「ローマの休日」の10年後の1963年、オードリー・ヘプバーンが33歳頃のラブコメディというか、ドタバタコメディ?原題は「 Paris」。オードリーは、相手役のウィリアム・ホールデン(44歳頃)とは、この映画の9年前に「麗しのサブリナ」で共演してる。その時の相手役はハンフリー・ボガートだった。設定が変わっているので好みが分かれる映画かもしれない。個人的にはもう少し普通の作りの映画の方が・・・と思う。

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監督:リチャード・クワイン
出演者:オードリー・ヘプバーン、ウィリアム・ホールデン、グレゴアール・アスラン、ノエル・カワード
Story:
A・ヘプバーン、W・ホールデンが劇中劇の手法をとることで、1人2役、3役を演じるラブコメディ。祭に湧き立つパリを背景に、映画脚本家リチャードと彼に雇われたタイピスト・ガブリエルが、シナリオを共に作り上げるうち、2人は次第に恋に落ちていく。(パリで一緒に)

「パリの恋人」

2007年11月24日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★---:平均レベル(人によっては)]
 「ローマの休日」の4年後の1957年、オードリー・ヘプバーンが 26歳頃のミュージカル映画。原題は「Funny Face」。この映画では「マイフェアレディ」と違って、吹き替えなしでオードリーが歌っているので、オードリーファンには見逃せない映画かもしれない。 監督は「雨に唄えば」のスタンリー・ドーネン。色彩、モデル達の衣装などのセンスがすばらしい。ただ、ミュージカルに馴染めないムキは歌が始まる度に眠く なるかもしれない・・・。オードリーが出ているシーンは思ったほど多くない。

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監督:スタンリー・ドーネン
出演者:オードリー・ヘプバーン、フレッド・アステア、ケイ・トンプソン、ミシェル・オークレール、ロバート・フレミング
Story:
ヘプバーンが初のミュージカルに挑戦したロマンスファンタジー。ニューヨークのファッション誌のカメラマン・ディックは、書店の娘・ジョーを雑誌の表紙のモデルにスカウト。パリでの撮影でジョーはみるみる輝くモデルに変身し、2人は恋に落ちていく。(パリの恋人)

アルコル

2007年11月24日 | 星・星座
 かなり昔テレビで観たことがある「北斗の拳」をDVDで一気に観ている。全152話にもなるアニメなので、DVDは26枚もあって観るのも大変だ。断片的な記憶しかないので子供の頃は一部分しか観ていないような気もする。

  ちょうど48話辺りで、ラオウとレイ、トキ、ケンシロウが闘っているところだ。そこで、死ぬ運命にある者には、北斗七星のそばの「死兆星」が見えるという・・・。で、この死兆星とは、北斗七星のうちの二重星ミザールの伴星「アルコル」という設定のようである。

 中国では、北斗七星は、「死」を司り、南斗六星は、「寿命」を司るという。

 北斗七星は、おおぐま座の一部で、ヒシャクの柄は大熊の尻尾だ。一方、南斗六星は、いて座の一部で、ヒシャクの柄は馬人ケイローンが弓につがえた矢に相当する。北斗七星はいつでも見ることができるが、南斗六星は夏の星座で、眺めるには来年になりそうである。

「新しい太陽系―新書で入門」

2007年11月21日 | 書籍レビュー
[感想:★★★★-:ぜひ勧めたい!]
「新しい太陽系―新書で入門」(新潮新書 238)
 本書は、現在の太陽系、惑星に関する知見について、とても分かりやすく書かれていて面白い。また、2006年8月24日、国際天文学連合 (IAU) 総会において、惑星の定義が確定し、冥王星が準惑星(dwarf planet)に分類されることとなった経緯についても説明されている。冥王星が準惑星に「降格」になったというより、準惑星に分類せざるを得なくなった状況がよく分かる。

「長い散歩」

2007年11月18日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★--:平均レベル(見所あり)]
 なかなか落ち着いたいい映画だと思う。背中に天使の羽根を付けざるを得ない少女も悲しいが、自ら が原因で家庭を崩壊させてしまった元校長(男)も悲しい。最後に「長い散歩」は少女のためではなく、自分のためのものだったことを認識する。少女を連れ出 したのは、男の独りよがりの行為で、正に男のそういったところが家庭を崩壊させた原因だったはずだ。

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監督:奥田瑛二
出演者:緒形拳、高岡早紀、杉浦花菜、松田翔太
Story:
個性派俳優・奥田瑛二の監督第3作目となる人間ドラマ。人生に悔恨を背負った初老の男と、母親から虐待を受ける薄幸の少女のふたり旅を通じ、日本人が持つ心の優しさや愛情、美しい情緒を描き出す。主演は『武士の一分』の名優・緒形拳。(長い散歩)