蘊蓄cafe

-日々発見、身の回りの話題 【うんちくカフェ】-

宇宙流

2011年08月31日 | 囲碁

 今日、国の委員会でのこと。

 委員の一人が広げていた大きな扇子に「宇宙流」と書かれているのを見つけてしまった(^^;

 これは、囲碁の武宮九段の書による扇子である。何となく風貌からも宇宙流が好きそうな雰囲気が・・・
 知らなければ何ともないのだが、知ってしまうと可笑しい。宇宙流がパタパタする度に、三連星や一間バサミ定石が頭に浮かんでしまう。委員会では真剣な議論なのだが、頭の中は宇宙流(^^;


羽根碁聖誕生

2011年08月29日 | 囲碁

今日、坂井碁聖と羽根挑戦者との五番勝負第五局が行われ、羽根九段が碁聖のタイトルを奪取した。いいところまで行って最後で・・・というのが続いたがようやく結果がでてほっとしているのでは。とにかくしぶといという印象を与えたのでは。日本棋院の棋士のページではタイトルホルダーの顔写真が代わっていた。坂井九段も碁聖だけでなく次のタイトルを目指してほしい棋士だ。
で、1日からは、井山名人と山下本因坊のビッグな名人タイトル戦である。


韓国囲碁の強さ

2011年08月25日 | 囲碁

 子供の頃、囲碁のコミは四目半だったように思う。今は、日本では六目半、中国では七目半だから、随分違う。それだけ黒はゆっくりした打ち方だったのだろう。
 小目は、シマルかカカルか。速い展開を目指す場合は、星打ちだったように思う。趣向で高目や目外し、三三があった。システム的な布石と言えば、三連星で、小目からシマラない中国流はまだ目新しかった。それほど布石で覚えることは多くなかったように思う。


 今は、先手の得を最大限に活かそうとする厳しい布石になっている。韓国では、序盤を徹底的に研究し、50手までが定石化されているという。新手 が開発される度に、棋士達が研究し、即座に新らしい序盤の最善手順が更新される。総力戦である。これでは日本は勝てないだろう・・・・50手といえば相当の手数である。


巌流島

2011年08月22日 | 囲碁

 宮本武蔵は佐々木小次郎に対し、櫂を削って作った木刀で臨んだという。

 両者相当の剣の使い手で、勝負は時の運。対等の条件では相打ちになる可能性もある。しかし相打ちではまずい。生き残らなければならない。しかも、佐々木小次郎の武器は三尺三寸の長剣、相手の間合いで戦っては不利である。 では、小次郎と同じ長剣を使うか。しかし、長剣では小次郎に一日の長がある。さらに長い剣では・・・重くて使えない。では、木刀を使おう。一撃を加えることができれば勝負は勝ちである。殺傷する必要はない。

 武蔵、長い木刀を手に小次郎に向かい正眼に構える。
 小次郎、それを一目見てプッと吹き出し「むさーし、その手できたか(^^)」
 武蔵の額からは、汗がたらーっ・・・これでは武蔵の負けである。

 小次郎とて刀だけはなく、槍やいろいろな武器と対戦しているであろう。相手が木刀と見ればそれなりの間合いで闘うはずだ。その余裕を与えてはならない。
 判断力が曇る心理に持ち込む必要がある。小次郎をとことん待たせよう。臨戦の気持を長く維持することはできまい。
 木刀は櫂で作るのだ。舟で行けば櫂を持っていても不自然ではない。小次郎が、こちらが長い櫂を武器にしていると悟った時には、こちらの間合いで闘いが始まっている。

 小次郎は、長剣ゆえ腰にささず背負っている。剣を抜けば鞘はじゃまである。当然、そこらに置いておくことになる。「待ち兼ねたぞ武蔵」と痺れを切らした小次郎が闘いを急ぎ武蔵に駆け寄った時、武蔵が待っていたかのように叫ぶのである「こじろーやぶれた~~り、鞘をなぜすてーるのか~~!」小次郎にとっては「はぁ~?こいつ馬鹿か!生意気な!」と思わず日頃の間合いで闘いを挑んだところ、相手は櫂の木刀、思ったより長く動きも速い!と気がついた時には、頭にゴン

 史実がどうだったかは置いておいて、武蔵は、有利な闘いにするため、長く軽い木刀を武器にし、それを悟られないように、櫂を削った木刀を手に、舟で、しかも時間を遅らせて向かったのではなどと考えていた。


プロと定石

2011年08月19日 | 囲碁

 高尾九段のブログを見ていたら、自分の対局を見直していて、「この定石、どうやるんだっけ????今朝、自分で出した「基本定石事典」を見て調べる」というのがあって安心した。(^^) プロは、全て頭の中に入っているのかと思っていた。高尾九段が事典を開いている姿が目に浮かんでしまった。


碁聖戦五番勝負

2011年08月18日 | 囲碁

 坂井秀至碁聖と羽根直樹九段とで争われている碁聖戦五番勝負が2勝2敗となり、最終第5局にタイトルの行方が持ち越された。挑戦者の羽根九段は、0勝2敗から2連勝のがんばりである。羽根九段は、先の山下本因坊と羽根九段の本因坊タイトル戦(7番勝負)挑戦でも0勝3敗から3連勝して最終第7局に持ち込んだ(第7局では残念ながら山下本院坊の勝ちとなったが)。羽根九段は本当に粘っこい。このような、諦めない折れない相手は、タイトル保持者にとっては嫌な相手だろう。

 羽根九段は、先日の名人戦挑戦者決定プレイオフで山下本因坊に負け、名人戦7番勝負の挑戦権を直前で逃したばかりである。不運がこれだけ続くと、そろそろ勝ってほしいような気もする。

 羽根九段は、戦いの激しい碁は好みではないという。相手の地模様が自分の地模様より大きいと、相手の模様に打ち込まざるを得なくなり戦いに引きずり込まれる。それを避けるために(打ち込まなくてもいいように)スピードをもって大場へ展開する棋風という。
 要するに、地が相手より自分の方が多ければよいのであって、相手の地を減らすだけの手では駄目しか打っておらず効率が悪く、相手から攻められる危険も生じる。自分の地を相手より増やし続ける手を打ち続ければ(大場感覚を磨けば)いかに相手の地が大きく見えようとも最後まで打ち込む必要がない。相手が打ち込んで来れば、自分の勢力圏での有利な戦いになる・・・というのが羽根琉のようである。


ボールカウント

2011年08月18日 | Weblog

 野球を観る人は知っていることだが、今は高校野球でもプロ野球でも、ボール、ストライク、アウトの順に表示されているが、昔はストライク、ボール、アウトの順だった。前者が主流で、後者は日本と韓国だけ(ここらにも歴史が現れていたりする)。BS等で海外のゲームを観る機会が多くなって、表示の違いに違和感を感じたものだ。
 日本で高校野球が国際整合したのは、思ったより早く1997年から。プロ野球は、つい最近2010年から整合することになったという。日本は日本でいいんじゃないと言う頭の固い年寄りがいたのかもしれない。何でもそうだが、世界が狭く(近く)なって国際整合しなければ孤立してしまう時代である。


「ソルト」

2011年08月17日 | 音楽・映画レビュー

[感想:★★★☆-:ぜひ勧めたい!]
 敵か味方かというところがこの映画のキモ。アクションもストーリーも一流なのだろうが、今一、心情的な展開が深くないのが物足りない。観終わって何も残らず、すぐに忘れてしまう。もう一回観ようとは思わない。映画はチューインガムではなくて、スルメのようであってほしい。

ぽすれん・レビュー Amazon・レビュー
監督:フィリップ・ノイス
出演者:アンジェリーナ・ジョリー、 リーヴ・シュレイバー、 キウェテル・イジョフォー、 ダニエル・オルブリフスキー
Story:
アンジェリーナ・ジョリー主演で贈るスパイアクション。ロシアからやって来た謎の男が、CIAに潜入したスパイによるロシア大統領の暗殺計画を密告。分析官のソルトはスパイの名前を聞き出そうとするが、男が口にしたのは他ならぬソルトの名前だった。(ソルト)

「最後の忠臣蔵」

2011年08月17日 | 音楽・映画レビュー

[感想:★★★★-:ぜひ勧めたい!]
 いい映画だ。大石内蔵助の命をを受けて生き残った2人の男の物語である。どれだけつらい使命だったか。心情を深く描く日本ならではの映画である。役所広司と佐藤浩市もいいし、可音役の桜庭ななみも凛とした「らしさ」をだしており、いい。2人の斬り合いのシーン、嫁入りのシーン、墓参りのシーンなど印象に残る場面も多い。最後への盛り上げ方もすばらしい。オススメしたい映画である。久しぶりに良い作品に出会った。 

ぽすれん・レビュー Amazon・レビュー
監督:杉田成道
出演者:役所広司、 佐藤浩市、 桜庭ななみ、 山本耕史
Story:
池宮彰一郎の同名小説を、役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみら豪華キャスト共演で映画化した時代劇。赤穂浪士として名誉の死を果たせなかったふたりの男が、忠義を貫き私心を捨て、自らに課された使命を全うするべく生き抜いた過酷な人生を紐解く。(最後の忠臣蔵)

ネット碁、新学期、ジンギスカン

2011年08月17日 | 

しばしば論争になるが、ジンギスカンは、焼いた肉をタレにつけて食べるのではなく、タレにつけ込んだ肉を焼いて食べるのが正統である(キッパリ)。

北海道の学校は今日から新学期が始まるという。暑さもあと1週間か。天気が悪いこともあってか、既に朝は肌寒い。子供の頃、そもそも北海道では夏休みに暑くてしかたがないという記憶はない。

関係ない話題ばかりだが、ネット碁の課金額を見ると、月額分を超過して4倍を超えている。そう言えば、「暫定仮級」から「正式級」に移行しようとして、集中して打って超過料金が発生したのが原因(^^; 外人さんから13路盤で打たない?と誘われて気軽に打ったのも1局にカウントされている。毎月超過料金では・・・気にせず打つには完全固定料金にしておくのがよさそう。


茶コーラ

2011年08月17日 | 

こちらは、茶コーラ。コーラにお茶が入っている。お茶なのでやっぱり静岡産。
スイカサイダーほどひどくなく、許せる範囲であり得る味だが、もう一本飲もうという気には・・・


スイカサイダー

2011年08月16日 | 

スイカサイダーとか・・・
ただし果汁は入っておらず、スイカ風味のよう。アイスキャンデーでスイカ味のものがあるが、それと同じで、やっぱり化学的な味・・・
本当にスイカの果汁が入っているものには、富山県入善町商工会による「入善ジャンボスイカサイダー」があるという。今度はそちらを飲んでみたい。


旭川駅

2011年08月15日 | Weblog

JR旭川駅の駅舎は、取り壊されていた。現在、全てが地下街に移転しているみたい。

丸井さん跡が、オープンし、書店のジュンク堂が1階から5階まで入っている。占める面積はフロアの半分くらいか。マルカツの旧富貴堂の4倍くらいのなかなかの品揃えである。それ以外は衣料品関係のテナント。5階の残りから9階までは9月にオープンとのこと。


「ベスト・キッド(2010)」

2011年08月13日 | 音楽・映画レビュー

[感想:★★★☆-:ぜひ勧めたい!]
 1984年の映画「ベスト・キッド」のリメイク版。米国の空手が中国のカンフーになっているが、ストーリーは基本的に前作をきちんと踏襲しているのが好感がもてる。リメイク版となると、前作と区別をつけるためストーリーに手を加え、結果として改悪されることが多い。本作にはそれがないのは、内容に自身があるからなのだろう。原題は同じ「The Karate Kid」。
 「ミヤギ」に相当する師匠約をジャッキー・チェンがやっているので観てみたくなった。個人的には「ミヤギ」の方が不思議な雰囲気があり好きだが、ジャッキー・チェンのバージョンもまた違った雰囲気があり面白い。
 感心するのは、ストーリーが分かっているリメイク版での最後の盛り上げ方の巧みさである。冷静に考えればアレ?という感じもないではないが、観終わって良かったと思わせる手法は見事。少し前に書いた下手くそな「風が強く吹いている」とは大違いである。

ぽすれん・レビュー Amazon・レビュー
監督:ハラルド・ズワルト
出演者:ジェイデン・スミス、 ジャッキー・チェン、 タラジ・P・ヘンソン
Story:
80年代の同名大ヒット映画をウィル・スミスの実息、ジェイデン・スミスとジャッキー・チェン共演でリメイクしたアクション。母親と共に中国に引っ越して来た少年・ドレが、カンフーの達人・ハンの下で修行を積み、武道大会優勝を目指す姿を描く。(ベスト・キッド(2010))