蘊蓄cafe

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「囲碁定石事典」

2009年12月25日 | 書籍レビュー
 高尾紳路九段の「基本定石事典」の出版がアナウンスされてからいつの間にか1年以上もたったが、ようやく2月上旬に発刊が決まったようだ。
 これほどまとまっていて手頃な定石事典は、昭和50年に発刊された石田芳夫本因坊による「基本定石事典」が唯一のものだった。実に34年も前の出版になる。事典としてまとめるには全ての変化を調べなければならず大変な労力になるだろう。一人ではとても無理で、そうそうできるものではない。定石は絶えず進化しており、待ち望んでいた人も多いのでは。

囲碁の段級位

2009年12月13日 | 囲碁
 誠文堂新光社が発行している「囲碁」という月刊誌がある。
 この雑誌で、1月号から女流プロとアマが互先で打つという企画が始まった。アマといってもプロを目指したことがあるようなかなりの強豪である。前年は「打込み12番勝負」ということで負けると手合い(ハンデ)が変化する方式で6勝6敗の五分に終わった。互先ではプロは意地でも負けられないだろう。12人の女流プロのトップバッターは、加藤啓子6段である。プロはアマの強豪に対してどのように勝ちに行くのか。この企画、目が離せない。

 ところで、囲碁を人と打つ時、自分の棋力が何級・何段なのかをあらかじめ免状をとるなどして明らかにしておきたいという気持ちがある。
 ところがこの段級位の基準が明確でないのだ。
 日本棋院では、以下の方法で免状を取得できるとしている。
 (1)プロ棋士の推薦
 (2)日本棋院の支部会員が、支部長の推薦を受ける
 (3)日本棋院が主催・共催・後援する大会や認定大会等で所定の成績をおさめる
 (4)雑誌・新聞等・インターネット等で実施している認定試験に合格する
 (5)囲碁通信講座の受講生として認定試験に合格する
 要するに、大体こんなもんだろうということで免状・認定されている訳で、「このレベルになったら○段」などという絶対的な基準はないことになる。甚だしいのは(4)の雑誌・新聞等の認定試験で、例えば、たった10問程度の問題に答えれば6段までの免状がもらえてしまうのだ。問題はけっこうやさしめにできている。免状を取得するのは、この方法が一番多いはずで、日本の段位はかなりインフレになっているのが実体である。

 あれ?と思うのは、外国の人と対戦する時だろう。当然のことながら日本の段位と外国の段位の基準は異なるので、日本のレートで3段・級くらい下げて対戦する必要があるというのを見かけた。特に「日本の五段と韓国・中国の初段が対等」と言われているという。

ヱビスビール

2009年12月12日 | Weblog
 エビスビールをたまに飲むのだが、来年で発売120周年になるという。最近、銘柄も増えているようだ。

 ところで、このビールのラベルには、えびす様が描かれているのだが、普通はえびす様が「1匹の鯛」を抱えているところ、数百本に1本の割合で「2匹の鯛」描かれている物が混じっているという。これは「ラッキーエビス」と呼ばれ、以前からビール会社が遊び心?で混ぜていたようだ。あまり宣伝されておらずさりげないのが面白い。なお、混じっているのは瓶ビールだけという。お目にかかってみたいものだ。

ロボットショップ

2009年12月07日 | Weblog
 最近、秋葉原にロボット専門店ができている。売られているものはマニアックなものが多いが、こんな感じで家庭用ロボットが売られるようになると面白い。

 一つは、大阪のヴイストンの直営店「ヴイストン ロボットセンター東京秋葉原店」でインターネット上にも「ロボットショップ」を開設している。店舗自体は小さくて、ロボットのデモをするようなスペースはなく、ロボットに触ることもできない。
 もう一つは、「RobotShopテクノロジア」だ。九十九電機が民事再生法の適用を受けた後、同社のロボット専門店の店長が退職して立ち上げたショップだという。なお、ツクモのロボット専門店「ツクモロボット王国」はツクモ本店II4階に移転して存在している。

 ここで面白いのは、エンタテインメントロボットという範疇。数十万円もするパソコンで制御できるものから、数千円のロボットというよりはロボットの形をしたオモチャまで多様だ。かなり昔、SonyのAIVOがよく売れたが、今はヒューマノイド型二足歩行タイプのものがかなりの数出ているのが面白い。30センチくらいのものから4センチくらいの小型のものまである。とにかくこの分野進歩が速いようだ。ただ、クリスマスプレゼントには、まだ高すぎるかも。

コーヒーメーカー

2009年12月06日 | 

 これまで使っていたコーヒーメーカーの底板がかなり錆びてきたので新調した。
 今度のは、手出し風ドリップ方式採用とやらで「蒸らし」もするという(^^;パナソニック製。電動ミルが付いているが。細かい粉が混じってしまうので、ミルは従来どおり手回し式で挽いている。何でもそうだが、自分の好みの味になるまでに多少の試行錯誤が必要。
 写真左は、これまで使っていたツインバードのもの。ステンレスポットも長時間熱く保てる訳でもないので、今回はガラス製にした。2杯目はステンレスサーモスに入れておくという手もありそう。

・・・を探せ

2009年12月03日 | 囲碁
 月刊誌「囲碁ワールド」12月号92ページに、先日行われた囲碁フェスティバルの記事が掲載されている。で、このページの一番上の写真に「私」が写っていた(^^)。

 200人くらい写っているうちの一人なので、本人でなければ分からないはず。右上の方にいるのだが・・・