コンピュータの囲碁ソフトがいつの間にか強くなっている。
以前は、生き死にが読めてなかったり、一回休みのような手を連発したり、どう考えてもそんなところに打たないでしょというアレ~という手があったが、それらがかなり改善されている。コンピュータが打っているとはあまり気がつかないほど打ち手が人間に近くなっているように感じられる。
先日、石田芳夫九段(二十四世本因坊秀芳)に4子で勝利した「クレージー・ストーン」は、同じバージョンではないと思うが、WINDOWS用ソフトやiPad用のアプリが出ているが、これでもそこそこ強く、初心者では勝つことができないだろう。厚み重視で、大きな地を作ろうとするので、ナメていると足りなくなったり、石を殺しにきたりする。
将棋では、対等の手合いではプロが分が悪いかもしれない。コンピュータは、緊張しないし、あせることもないし、うっかり間違いもしない。囲碁は、4子の差があるが5年後にはどうなっているだろう。