知ろう! 防ごう! FAST! 脳卒中に負けないために 市民講演会

2013年03月16日 | Weblog
◎横浜市 脳卒中市民啓発キャンペーン 市民講演会に参加しました。


脳卒中は日本人の死因の第4位、寝たきりの原因の第1位を占めています。本日の講演会では、市民の皆様に脳卒中をより身近に捉えていただくため、横浜市立脳血管医療センター長が専門医の立場から脳卒中について分かりやすくお話しをしていただきました。

また、2度の脳梗塞を発症するも懸命なリハビリで見事復帰された歌手の西城秀樹さんにご自身の脳卒中体験談を語っていただきました。会場は、満席で応募しても参加できない方もいらっしゃったとのこと。


FAST!家族みんなでFASTを覚えましょう!のアピールでは…

脳卒中の治療は一刻を争うことになりますので、FASTのどれか一つでも当てはまったら救急車を呼ぶことが必要です。

そこで、FはFace。「顔がゆがむ」顔の片側が下がったり、ゆがみがある。 AはArm。「腕(足)に力が入らない」両腕を前に上げても、どちらか一方が下がってきてしまう。

SはSpeech。「言葉がもつれる」うまく話せない。 TはTimeで、時間が大事だということでのTです。発症してから限られた時間内しかできない治療もあり、発症してから治療を受けるまでの時間が短いほど、後遺症が軽減さされる可能性も高くなります。


脳梗塞の薬物治療のひとつに、血栓溶解療法があります。これは、脳の血管が詰まった血栓をt-PAという薬を注射して溶かし、血流を回復させる治療です。平成17年にこの薬に保険適用が認められて、広く行われるようになっています。

この治療は発症後4時間30分以内に行わなければなりません。発症してから、病院に到着して、様々な検査を行い、薬を注射するまでを4時間30分以内で行うために、脳卒中が疑われる症状が見られた場合には、なるべく早く、1時間以内に救急車を呼ぶことが大切になります。

常日頃からの健康管理や「脳ドック」で脳の健康診断をすることも薦められています。