リレー・フォー・ライフ2012 IN 山下公園 “がんに対する社会の認識を変える”

2012年09月15日 | Weblog

◎がん征圧チャリティ―ウオークイベント“リレー・フォー・ライフ2012IN山下公園”で開催されました。


リレー・フォー・ライフ=命のリレーは、がん患者や家族、その支援者達が会場を交代で24時間にわたって歩き、がん征圧への願いを新たに絆を深め合う寄付イベントです。

1985年アメリカ人外科医が、がん患者を励ます寄付運動として、「がんは24時間、眠らない」「がん患者は24時間、がんと闘っている」をメッセージとしてフィールドを走ったことが始まりとのことです。

現在は、全米で約5500ヶ所、世界20か国で開催。今年、日本では全国37か所で開催。

命のリレー、24時間ウォーク。がんに立ち向かう日々の思いや体験を語り合い、リレー方式で24時間歩きながら寄付を募るイベントです。会場では、バンド演奏やゲームなど、催し物も準備。

楽しく参加して、新たな活力を持ち帰るとの趣旨。




参加者は有志でチームを組み、患者さん(サバイバー)たちと共にグラウンドを24時間交代で歩き続けます。皆が並んで共に歩くことで、がんに向う勇気や生きる感動を共有します。

夕暮れ時には、ルミナリエも点灯。

これはメッセージを託したキャンドルに火を灯して、がんで亡くなった人たちを偲び、 また、がんと闘っている人たちへの思いをキャンドルに託し祈りを捧げるというもの。



厚生労働省によると、がんは日本人の死因1位で、生涯のうち約2人に1人がかかると推計されます。

がん対策はこれまで党として様々な取組みもしてきました。公明党の推進によって06年にがん対策基本法が成立。この基本法を踏まえてがん対策基本計画が策定され、放射線療法や化学療法、緩和ケア、がん登録への取り組みが強化されてきました。

新計画の策定に当たってもさらなる対策の充実を国会質疑や国への要望を粘り強く行ってきた結果、公明党の主張が反映された計画となっています。

今年度から始まる計画では、がんになっても安心して暮らせる社会をめざし、働く世代や小児がん対策を強化。

具体的には予防のため成人の喫煙率を22年度までに12%にし、受動喫煙については飲食店で15%、職場では20年までにゼロをめざす。また、5年以内に小児がん拠点病院を整備するほか、がん検診の受診率を50%にする。

さらに、がん患者の経過を把握して対策に活用できるよう、医療機関に情報を登録できるようにすることです。

がんは特別な病気ではなく誰もが経験しうるものであり、早期発見できれば短期間に治る病気であるというイメージを醸成する必要があります。

がん患者への支援の向上とともに、がんに対する社会の認識を変える。リレー・フォー・ライフの目指すところです。


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