災害時には、消火栓からも飲料水を確保

2014年03月18日 | Weblog
消火栓を活用した飲料水確保の施行訓練が行われました。


横浜市内には、災害用給水施設は配水池23カ所、災害用地下給水タンク134カ所、緊急給水栓358カ所あります。

こうした応急給水拠点は、おおむね半径500メートルの距離内に1カ所の割合で配置されています。

しかし、急傾斜地が多い市の地形などは考慮されておらず、給水拠点が高台にあったり、居住地によっては距離が遠く、山や川を越えなければならない場所も少なくありません。さらには道路が寸断され、給水拠点へのアクセスや車両による給水が難しい事態に陥ったり、体が不自由な人や高齢者らが自宅で避難を余儀なくされる場合も想定されます。

このため、施設や車両による給水体制を補完する手段として約5万3000カ所に設けられている消火栓を活用した飲料水確保の実施を提言してきました。



本日は、保土ヶ谷区峰沢団地にて施行訓練が行われました。風が強い中でしたが多くの自治会関係の皆さんも参加され実施。

山坂の多い横浜の中で、神奈川区との境に位置するこの地区は防災拠点まで約3キロあるとの事で、身近な場所での飲料水の確保については、大きな安心感が広がっていました。



地域を担当する市民局及び区役所、危機管理室及び水道局関係の方々や消防局の連携で、こうした取組みが実現の一歩となりました。

中でも、市民の方々が安全に操作を行うために工夫されて作製された開閉器具は、横浜市オリジナルの道具として本日の訓練に使用をされました。

災害時の安心・安全、万が一の際の飲料水の確保、常日頃の取組みが大切になります。

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