ケンのブログ

日々の雑感や日記

ひかりがありますように

2018年11月11日 | 日記
今日は自宅近くのM神宮のお茶会に行った。
朝のうちはちょっと寒かった、というか
今日は日が照っている割りにはここ数日に比べて
ちょっと寒いと思う。
M神宮のかえでをみると紅葉は参道でまだちらほら
境内で半分くらい葉が紅に染まっている状況だった。
ここのかえでは参道と境内で種類が違うのかもしれない。
ただ、そこまで細かくは観察してこなかった。
この神宮にはJ天皇の都忘れの菊が境内に
ちょっとした囲いをつくって植えられていて
とても大切に育てられている。
その菊がいくつか白く咲いていた。
そんな季節だなあと思う。
菊の囲いの傍らにはJ天皇の歌がかかれている。

いかにして ちぎりおきけん 白菊を
都忘れと なづくるもうし

ちょっと自信がないのだけれど
現代語に訳すと
どのようにして約束したのだろう
白菊を 都忘れとなづけるのもよい
となるのだろうか
古語辞典がてもとになくて うし
を調べてないので違っていたら悪しからず、、、。

境内は絵馬のお札を奉納する準備もなされていたけれど
これは七五三のものなのか
新年に備えてもものなのかちょっとわからない。

ただ、本殿で宮司さんの息子さんが
七五三の儀式をしておられたので
きっと七五三にちなんだものであるような気がする。
ここのお宮の太鼓はかなり大きいのだけれど
やはり太鼓の音はいいなとしみじみと思う。

お参りを済ませてお茶の待ち合いの部屋へ。
待ち合いの床の軸には小さな鳥と紅葉の葉が描かれていた。
晩秋にちなんだものであるらしい。
ただ、植物と鳥の種類はわからずじまいだった。
茶室の軸には 安穏無事とかかれていた。
ほんとうに毎日が安穏で無事であるといいなとしみじみと思う。
結局、無事であること以上のおかげはないように思う。

一通り待ち合いに掲げてある今日のお道具などの目録に
目を通してから毎月お宮にこられている茶道具やの奥さんの
ところに挨拶に行く。
なんか渋い感じのふくさが展示してあったので
お聞きすると奈良の織元で作っていただいたものとの
ことだった。
なつめもいくつか展示してあって
そのうちのひとつに金色の丸い図形が描かれていた。
「これはなんですか」と僕は聞いた。
「今年の宮中の歌はじめのお題は
光なんですよ。なのでこの丸は日と月です」と茶道具やの奥さんは言った。
「あ、そうですか。本当に光があるといいですね
最近いやなことが多いですから」と僕は言った。
「本当に、地震とか台風とかね」と茶道具やの奥さんは言った。
「ですよね」と僕は言った。
すると、一人の女性がそばに来て
「このなつめ買います」と言った。
僕も茶道具やさんも「え?」と言った。
「いや、今、光という言葉が聞こえてきたので
買うことにしました。
お茶席が終わったら改めてうかがいます」と女性は言った。
「それは、ありがとうございます」と茶道具やの奥さんは言った。
「すごい」と僕は女性に言った。
すごい音速の決断力だと僕は思った。

お茶席では正客をされた女性と
ご亭主の女性が親しい間柄らしく
和やかに話がはずんだ。
しかし、それはお茶の先生同士のレベルの会話なので
僕ではちょっと内容についていけい面も多々あった。
勉強不足だなと思う。

お茶席をあとにしてもう一度、境内を散策していると
さきほど日と月のなつめを買い求めた人と
すれちがった。
お互いに会釈した。
本当にひかりがありますようにと祈りたい。
神は光あれと言われた。すると光があった。
という旧約聖書の言葉をしみじみと思い出す。
はじめに言葉があったというヨハネによる福音書の
書き出しはきっと旧約聖書のこの記述に
呼応しているんだろうなと思う。