ケンのブログ

日々の雑感や日記

ラジオ体操制定90年

2018年11月08日 | 日記
朝、ラジオを聴いていたら今年はラジオ体操が制定されて
90年と言っていた。
ラジオ体操は僕が生まれた頃からあるので
いつからあるのか意識したことはなかったけれど
そんなに昔からあるのかと思った。
僕は子供の頃ラジオ体操に通った記憶がない。
ただ、予備校に勤めていたときに京大に合格した子に
インタビューしたら
夏休みは毎日自習室に来て、来るとノートに
マークをつけていった。
それが小学校の頃ラジオ体操に行くとはんこをもらえた
感覚に似ていてとても受験勉強の励みになったという話を
聞かせてくれた。
それを聞いて僕は、やはり小学生の頃から
ラジオ体操に真面目に取り組むような性格だから
受験勉強にも規則正しくしっかり取り組んで
京大にも合格できるのだろうと思った。
それでそのラジオ体操90年を記念して
草刈正雄さんの主演する「体操しようよ」という映画が
明日から公開されるとラジオでは言っていた。
この映画は草刈正雄さんふんする会社を定年退職した
主人公がラジオ体操を通じて仲間作りに努力する物語と
ラジオでは言っていた。
僕も定年退職世代の人間なので
そういう映画があるのかとなんだかストーリーを聞いただけで
励みになるような気持ちだった。
本当に今、新聞を読んでいると国は
70才まで働くような流れを作ろうとしているかのようにも
思える。
しかし、人生100年時代の呼び声はあるものの
男の健康寿命は70才程度というのが現状だ。
織田信長の時代が人生50年で
それから人生70年、80年になるまでなん百年と
かかっているのに人生100年の呼び声だけで
急に人生が100年になるとも思えない。
70才まで働くということは現状
健康寿命目一杯働くということに思えてしまう。
それは、みんながそこまで働いたら
国の側からみた社会保険の運用は楽になるかもしれないけれど、、、。

ラジオ体操に思いをめぐらしていたら

新しい朝が来た 希望の朝だ
という歌い出しのあのラジオ体操の歌が
藤山一郎さん作曲であることを思い出した。
ユーチューブで藤山一郎さんの歌唱を聴いてみる。
藤山一郎さんはつつみこむようにやさしい歌声で歌っておられる。
音程も節回しもすばらしい。
ラジオの声に という部分の
ラを藤山一郎さんはドイツ語のRを発音するときのように
発音しておられる。
そういうところを聴いただけで藤山一郎さんが
一つ一つの音、言葉の発音をいかに大切に
しておられたかがうかがわれなんだか涙が出そうになる。

最後の
それ 一 二 三
の一 二 三を藤山さんは拍の一番前で
とても短く迅速に歌っておられる。
なんだかこういうところの気合いの入れ方は
明治の男の気骨だなと思う。
こういう偉大な先人がいて
今日の日本があるような気がする。