ケンのブログ

日々の雑感や日記

高く泳ぐや鯉のぼり

2020年05月05日 | 音楽
端午の節句。スーパーマーケットには菖蒲が出ている。屋根より高い鯉のぼり という歌がスーパーのスピーカーから流れている。

毎年思うけれと、鯉のぼりの歌は屋根より高い鯉のぼりより 「甍の波と雲の波、重なる波の中空を橘かおるあさかぜに高く泳ぐや鯉のぼり 開けるひろきその口に 舟をものまん様見えて 豊かにふるう尾ひれにはものに動ぜぬ姿あり 百瀬の滝を登りなば たちまち龍になりぬべき 我が身に似よや 男子と空に泳ぐや鯉のぼり」
のほうが圧倒的にいいなと思う。

歌詞も勇壮 メロディも勇壮かつ伸びやか。数ある唱歌の中でもこんなに伸びやかなメロディの歌はそんなにない。傑作中の傑作と言っても過言ではないと思う。

たぶん歌われなくなったり流れなくなった理由は歌詞が文語でいみがわかりににくいということなのだと思う。

機械化が進んでどんどん私達の中からボキャブラリーが減り、人間らしさも失われているような気がする。

いいものはいい、たとえ聴く人や歌う人が少なくても残すべきものは残していくという考え方が大切と思う。