新聞の国際欄を見ているとインドでコロナによる自粛の緩和で40日ぶりにお酒の販売禁止を解除したら酒の販売店に大行列ができてしまった警官が警棒を振りまわるシーンがあったと出ていた。記事に添えられた写真を見ると本当にどこまでも遠く人が並んでいるように見える。どこが列の終わりなのか写真ではわからない。
インドらしいニュースといえばニュースだけれど気持ちはわかるなあと思う。僕も今でこそお酒はあまり飲まないけれど、ウイスキーの700ccのボトルを一週間くらいで開けていた頃は、旅行に言ってもまず旅先でお酒はどこで買えるかをチェックしていた。
ユーモラスといえばユーモラスなニュースだけれどやはりお酒は依存が出やすい飲みのなのだと思う。
経済的な側面から言えば酒税の歳入はかなり多額をしめるので政府としてもそんなに長く酒類販売を禁止することはできなかったらしい。
本当に個々のいろんな事情があってものごとが動いていくんだなと思う。
日本ではコロナでもどうやらお酒は自由に買えるようだ。
しかしコロナで自宅にこもっているとついお酒となってしまってアルコール依存症や酒乱が悪化するというしかるべき機関への相談もかなり件数が増えているということがニュースになっていた。
新聞の人生相談の欄には自分はコロナの感染源にならないように注意して友人との会食、家族との外食や外出もせずに生活しているのに、旅行や会食など今までと変わらない生活をしてそれをLINEや写真で知らせてくる。新型コロナが収束した時これらの友人とどういう気持ちで接したらいいかわからないという悩みも寄せられている。
SNSって外食に行ったならその瞬間だけを切り取ってネットに流すから友人が実際に今までと変わらない生活をしているかどうかはわからない。
本当にネット社会ならではの悩みのようにも思う。
ただ、自粛と言われているときにそれをやってネットに流すのはなんとなく慎み深さという点からはずれた行為のように思う。
今の生活の仕方についてある程度のガイドラインというものはあると思う。
そういうのを意識して生活しつつ、絶対こうでなければならない。規則を破るものは許せないというふうになったらストレスがたまってそれはそれで健康に良くないようにも思う。
本当にこの時期をなんとかお互いに辛抱して乗り切りたいものだと思う。