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ケンのブログ

日々の雑感や日記

マスクあった

2020年05月01日 | 日記
コロナなのでいつもは乗っていないなれない私鉄に乗ることになる。電車が終点についてもどうやろうここが終点やろうか、もうちょっと終点は先やろうかと思って僕は駅のホームを見ている。

いつもなら終点でどっと人が降りるからそこで終点とわかるだろうけれど、今はそもそも人がそんなに乗っていない。僕がどうやろうと思ってホームを見ていると車掌さんが駆け足でやってきて笑顔で「お客様、座席の方向転換をしますので、一旦降りてしばらくお待ちください」と僕に言った。この私鉄は大阪の河内と言われる地域を走っている。

きっと乗客に「終点です降りてください」というと「わかっとるわ、ボケ」と言い返されたりするのかもしれない。なので車掌さんは「座席の方向転換をします、一旦降りてしばらくお待ちください」と言ったと思う。座席の方向転換なら終点に決まっている。本当に鉄道はどんな人が乗っているかわからないから鉄道マンの言葉遣いは気を使いすぎるほど気を使っているなと思う。

ある交差点の薬局でダメ元で「マスクは今の所売り切れですよね」と店員の人に聞いたら、店員の方は「この裏にあります」と小さい声で教えてくれた。すると、あった、ラッキー。やっぱりいろんなところでダメ元で聞いているうちに運は開けてくる。運は試さなければ開けないということがこういうときに本当に身をもってわかる気がする。

おじいさんがマスクがあったことを喜んで10パック買おうとしたら「お客様、すみませんマスクはおひとりさま一点限りの販売となっております」と店員の方に言われていた。おじいさんは残念そうだったけれど素直に店員の方の言うことを聞いていた。

マスク一人一点限りというのは今はどこにでも書いてあるのだけれど歳をとるとどうしても文字に対する注意力が散漫になってくる。でもごねないで素直に店員の言うことをきくところがこのおじいさんのいいところ。最近街で、店員に注意されて逆ギレするおじいさんが増えている。いいおじいさんを見るとやっぱりホッとするなと思う。