電車に乗ると少しは乗車率が上がっているように思う。特急に乗るともう少し混んできたら二人がけの座席に二人座ることになるだろうなと思う。
コロナの前は二人がけの座席に二人は当たり前だったけれど、いま二人がけの座席に二人座ってゴホンと咳をしたらどうなるのだろうとそんな心配をしてしまう。やはりマスクはちゃんと持ってそしてクラシックのコンサートの演奏中のように咳は控えめに。
クラシックのコンサートで演奏の切れ目で一気にみんな咳をするように電車から降りたときに一気に咳をするとか。咳をするときはこれからはクラシックのコンサートのイメージでいきたいなと思う。
電車の座席を見たら車内でマスクをしてつばのとても広い帽子を深くかぶっている人がいた。ちょっと陰気な感じにも見える。感染の防止だと思ってかぶっておられる可能性が高いのだろうなと思って見ていた。本当にこのような状況になってくるとどのようにコロナに対峙するかはひとそれぞれだなと思う。
新聞を見ると大手コンビニの社長の談話が載っている。
曰く
「まず、大事なのが店頭での感染防止の徹底だ。レジの付近にビニールのカーテンをつけたり、トレーでお金の受け渡しをしたりしている。セルフレジもどんどん増やしていく」
そうか、レジにビニールのカーテンがしてあったりトレーでお金を受け渡したりするのはこういうトップの方からの上意下達で行われていくのかと思う。
もう上がそうしろと言ったら下のものは槍をを持って突っ込んでいくしかない。
社長は「トレーでお金の受け渡しをしている」と言う代わりに「従業員にはトレーでお金の受け渡しをしていただいている」と言うべきなのかもしれない。
まあ、そんなまどろっこしい言い方をしている人は、そもそも社長になれないけれど、、、。
トレーに載せられたお金を僕がうまく受け取れなかった時、レジのお姉さんが
「すみません。本当にややこしいことで」と言った。
僕は「いいえ、どういたしまして」と言った。
それは関西でもちょっと田舎の地域のコンビニだった。
こうしたコロナの時期を本当に無事にすぎることができるように。
そしてこのようなことをきっかけに私達が人間らしさを失うのではなくむしろ、取り戻すことができるといいのになと思う。
美空ひばりさんが歌っていた柔という演歌に
‘’せめて今宵は人間らしく 恋の涙を 恋の涙を 噛みしめる‘’
というのがあったなと思い出す。