僕が定期購読している全国紙の国際欄に「教皇マスクをせず物議」「科学に従うべきだ」「(マスクの)着用は神への冒瀆」という見出しの記事が出ている。
その記事の中でギリシャ正教の事例として次のようなことが書かれている。
“”ギリシャ正教でもトップの首座主教が昨年11月に感染して入院したほか、司教1人が死亡した。 中略
指導者らはマスクをつけない理由を語らないが、一部の信徒は「神のご加護で病気から守られる」として、マスクの着用を神への背信行為と捉える。ギリシャの司教は「マスクの着用は神への冒瀆だ」「神聖なる教会では、感染は起きない」などと公言している。“”と。
記事を読む限りでは狂信に近いような信仰のありかたのように思える。
やはり、マスクをつけるなど一般に言われていることを実行して感染の可能性を低くした上で、人間の力ではどうにもならない部分を神様におまかせするというのが現実的な考え方だと思う。
人事をつくして天命をまつということがあるべき考え方と言えるのではないだろうか。