ケンのブログ

日々の雑感や日記

大学入試共通テスト明日から

2021年01月15日 | 日記
明日から大学入試共通テストが始まると新聞に出ている。

テストの前の日にそれをブログに書いても遅いようにも思うけれどちょっと書くことにする。

新聞では京都大学の試験会場を例にとって次のようなコロナ対策がなされると書いてある。

“”①常にマスクを着用 入退室を行うごとに手指消毒を などの注意事項を示した看板を設置。

②すべての教室の入り口に消毒液を置き、指示を出す試験監督者の前には飛沫対策でアクリル板を設置する。

また、京都大学の会場の例ではなく全体的なコロナ対策として

③大学入試センターは37.5度以上の発熱や息苦しさがなどがある場合には受験生は受験を控え問い合わせ先の大学に追試の受験を申請するように求めている。

④試験監督者が「激しい咳を何度もしている」と判断した場合、受験を中断させることもある。“”と。

予備校に長年勤めていた経験からすると本当に受験生の方、そして保護者の方にはむごい話と思う。
 
まず①の注意事項の看板の設置。

そんな看板があるだけでそれを読まなあかんとおもうと緊張してしまう。

入試会場の看板って多分、大学の関係者が書くから言葉の表現も厳格でわかりにくい場合が多い。

もう、そういうの読んでるだけで緊張してしまったりする。

入退室を行うたびに手指の消毒と言うけれど、入試のときは独特の雰囲気になる。

今年、コロナの中であるコンサートホールに行った時、チケットを握って出入り口のところに行ったら、ホールの係員が手の消毒をしますと言ったので、チケットを握った手をそのまま差し出したら係員がそこにアルコールをスプレーしてチケットがずぶ濡れになってしまった。

まあ、チケットの文字が読めなくなるほどのひどい濡れ方ではなかったのでよかったけれど。

あちらで消毒こちらで消毒と係員がやっているからそれに気を取られて段差につまずいてコケたおじさんもいた。

ちょっとひどいコケ方で気の毒だった。

消毒のスプレーをする方もされる側も、普段、なれていないことをするわけだから、そういう予想外のハプニングが起きたりする。

受験票を持った手にアルコールをスプレーして受験票がずぶ濡れとか、消毒に気を取られて受験票紛失などのハプニングがあるのではないかと心配になってしまう。

試験監督者の前にアクリル板設置というのも本当に気になる話。

試験監督の話す注意事項がアクリル板があるために聞き取りにくいということは十分に考えられる。


そして受験者数の多い共通テストではそういうことが思わぬトラブルにつながることもある。

37.5度以上の発熱がある場合や息苦しさがある場合には再受験となっている。

37.5度の熱は客観的にわかる数値だからまだいいのだけれど問題は息苦しさがある場合という話。

真面目な生徒ほどこういうときに緊張で息苦しくなってしまうことがある。そして、そういう緊張からくる息苦しさはコロナとは別の原因であるわけだから、判断に迷ってしまう。

まあ、熱もないし息苦しいのは緊張のためだろうと試験会場に行って、そこで息苦しそうにしていたら、試験監督も会場で感染者を出してはいけないと緊張ているから、息苦しそうにしている生徒を妙に気にしたりして、「君、大丈夫か?」と声をかけたりして、結局、中途半端に試験を受けて終わりということにもなりかねない。

激しい咳を何度もしていると試験監督が判断した場合、試験を中断させることもあるというのも本当に酷な話。

今年、第一回目の緊急事態宣言があけたあと、隣の街の市民交流センターから集まりの案内が来て、そこでは咳の出る方の来場はご遠慮くださいと書いてあった。

そんなふうに書いてあると急に咳のことが気になってしまって、急に咳がしたくなってしまう。

クラシックのコンサートで第一楽章と第二楽章の演奏の切れ目でみんな一斉に咳をすることが多いけれど、あれも多くの人は演奏中に咳をしたらあかんと思うあまり、楽章の切れ目で不必要に咳払いをしていることが多い。

まあ、僕もそのうちの一人ではあるけれど。

そんなみんなの習慣に目をつけたのか、いつかザ シンフォニーホールに行った時、龍角散のアルバイトの女性が来てロビーで龍角散ダイレクトの試供品を配っていたことがあった。

いやあ、これはありがたいと思って僕はその試供品を2つもらってしまった。

しかし、コンサートホールのロビーで龍角散ダイレクトの試供品を配るって思いついた人はなかなか発想力のある人だなあと僕は思った。

本当に恥ずかしい話だけれど、前回の緊急事態宣言明けに、僕も咳をしたらあかんと思うあまりに、耳鼻咽喉科に行ったら、お医者さんがステロイド剤を出してくれて、それで確かに咳は収まったけれど、ステロイド剤は強い薬なので咳は止まっても喉はからからになってしまうという話になってしまった。

あんな薬のまなければよかったと後悔した。

結局、そんな経緯があってマスクを真面目にするようにしたら、マスクをすると喉が潤うので結局、マスクをするのが僕の場合は咳をとめるのに一番効果的ということになってしまった。

体調の悪い人は追試というように言われているのも本当に受験生には酷な話。

というのも、僕が予備校で働いていた感覚からすると追試験は概して本試験よりも問題が難しくなる場合が多い。

僕は文系なので理科や数学の問題はまったく何もわからなかったけれど、予備校の教材を編集しているときに、現代文や、英語の問題なら、ちょっと目を通せば、感覚的に難しそうか易しそうかくらいはなんとなくわかった。

いつも追試験は難しそうだなあと思っていた。

これは多分、追試験を簡単にすると、すぐに受験生の間にそういう情報は広まって、意図的に本試験を休んで追試を受ける人が増えて入試の運営が混乱するというのも要因の一つなのだろうと思う。

いつもの年なら、追試を受けるのは損や、ちょっとくらいしんどくても本試験の方を受けるようにと強気で受験生を励ますこともできるけれど、今年ははたしてどうか。

それで、もし本当にコロナやったらしんどくても本試験を受けるようにと言った責任をとわれそうで、もう下手なこと言うのやめとこかという気持ちにもなってしまう。

それでも僕なら気心の知れた子には、よほどのことがない限り絶対に追試はさけるようにと言うと思う。

そして試験会場ではしんどそうな様子を見せるなとも言うと思う。

へたにしんどそうな様子を見せて試験監督に目をつけられるとやっかいなことになりかねない。

と試験の前日に書いてももう遅いけれど、逆に僕がいろんな懸念を書いたことで、それで心配になってしまうということもあるし、、、。

まあ、知らぬが仏という感覚で行くのが案外よかったりすることもあるわけで、、、。

本当に毎年のことだけれど、受験する一人ひとりの方が少しでも満足の行く結果を得られるようにと願っています。