ケンのブログ

日々の雑感や日記

馬鹿な女

2021年11月07日 | 日記
今日から暦の上で立冬。

新聞のコラムには七十二候では山茶花(サザンカ)が咲き始める頃の山茶始開と書いてある。

サザンカ

「たき火」という唱歌に

“”サザンカ サザンカ 咲いた道 たき火だ たき火だ 落ち葉たき“”

という一節がある。

ほうとうに、今の季節にピッタリの歌なのだなと思う。

年配の人同士でこの歌を歌って、やっぱり唱歌はいいねというのは大いにありだとおもう。

いい歌だから子供にも聴かせたいなるとどうだろう。

今は たき火は火事になるからダメとか言われることも多いし、、、。

でも、聴かせたい歌だとは思う。

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僕、演歌あまり好きでないけれど、その中に好きな歌はいくつかある。

夏よりも冬に演歌を思い出すことが多い。

演歌によく出てくる文句の一つに「馬鹿な女」ってあると思う。

“”馬鹿な女と呼ばれても 忘れなれない恋もある“”とか、、、。※宮史郎さんの片恋酒

馬鹿な男 という文句が出てくる歌も探せばあるとは思うけれど、僕の経験則では 馬鹿な女 のほうが歌に出てくる頻度は高い気がする。

そんな文句の出てくる歌詞の中で僕がこれ大好きだなと思うのはこのフレーズ。

“”馬鹿ね 馬鹿な女ね 意地を張ってた私“” ※吉幾三 「雪国」より。

すごいフレーズだなと見るたびに思う。

別に女に限らず、意地を張りすぎでバカを見ることって、人生にはままあることだし、、、。

どちらかというと、意地を張り過ぎてバカを見るのは女の方に当てはまるかもしれないし、、、。
※女でないからようわからんけど、、、。

馬鹿ね 馬鹿な女ね と馬鹿を二度繰り返すところが、女が自分に言い聞かせているようで、また、なんとも言えずいいなと思う。


それと僕がこのフレーズ、スゴイと思うのはもう一つ理由がある。

「馬鹿ね 馬鹿な女ね 意地を張ってた私」 って、シリアスに捉えればどこまでもシリアスだけれど、これってちょっとおふざけも入ってるんじゃないの?という気持ちで歌詞を見ると、なんとなくおふざけもほんの少し入っているような気もしてくる。

そこがスゴイと思う。

シリアスにとらえればそれはシリアスだけれど、ちょっとおふざけもあるかもと感じさせるところが、吉幾三さんのなんとも言えない幅の広さであり奥行きなのだと思う。

こういう幅や奥行きだけは努力だけではなんともならない部分、生まれ持ったキャラというものがあるから、それはうらやましいなと思う。

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夕方、三日月よりもまだ細い月をたぶん南西の低い空に見つけた。

本当に、まさにこれからふくらんでいくスタートラインに立ったような月。

また、あとでゆっくり見ようと思って、あとになったらもう沈んでいた。

まあ、西の空の低いところにあれば沈む前なのだろうけれど、月の軌道をよく理解していないので、こういうポカをやってしまう。

でも、まあ、沈む前にちゃんと見つけたのでそれでよしとしよう。

それは ともかく いちにち いちにち 無事にすごせますように、それを第一に願っていきたい。