コンビニのコピー機のところに女性の店員さん二人が立っていた。
少しコピー機から離れたところにおばあさんが立っている。
「レイってどんな字ですか」と店員さん。
「レイは令和の令」とおばあさん。
「おばさん令子っていう名前なの」と店員さん。
「そう。令子」とおばあさん。
おばあさんから情報を聞きながら女性の店員二人でコピー機を操作している。
聴こえてくる話の内容から察するに店員の二人はおばあさんがコピー機で証明書を発行してもらう手続きを手伝っていると言うか実質的に代行している様子だ。
都会ではほとんどお目にかかることのできない光景。
都会だとたとえおばあさんに頼まれたとしても 個人情報の問題がありますから とか 操作を誤った場合の料金の保証ができませんから とか そういう事情で店員の人が年寄りの手助けをしたくてもできないのが現状だと思う。
それに都会だと二人店員がいて二人ともコビーにかかっていてはレジに来る客がさばけなくなってしまう。
まあ、田舎ならではの光景だけれど、見ていて気分の悪くなるものでないことは確かだなと思う。
それはともかく いちにち いちにち無事にすごせますように それを第一に願っていきたい。