コロナの感染者の数がまた増えていると報道されている。
また、スポーツなどでもヤクルトスワローズはかなりコロナの影響を受けてしまったり、いろいろなところで そういうたぐいのニュースが出ている。
今日、実家にあった全国紙に目を通していたら 名古屋の小学校の終業式で 体育館に体育すわりをした低学年の児童の写真が出ていた。
そして、その写真のしたに 校歌を心で歌う児童たち というような説明が書いてあった。
いかに コロナの感染が増えているとはいえ 校歌を心で歌うって 直観的に、児童たちには気の毒なくらい不自然なこと と思ってしまった。
こういう つらい時期に 小学校の運営をしておられる 先生方には失礼な書き方と思うけれど、飛沫感染を防ぐことが目的なのか 万一 小学校で感染が起きた場合に 声を出して校歌を歌っていたら そのことが感染の原因だと 指摘されるのが怖いのかわからなくなってくる。
僕が そのような児童の写真を見て直観的に思うことは 声を出して歌を歌ってコロナに感染するリスクと 声を出さずに歌うことを我慢して ストレスがたまって 不登校になってしまったり、ストレスが原因で体調を崩してしまうリスクとどちらのリスクが大きいか ということだ。
その答えはもちろん 僕にはわからない。
けれど、近年 科学的根拠 という言葉が独り歩きしてしまって 科学的根拠に基づいて行われているようなことが 逆にとても非合理にみえてしまうことが多くなった。
こういう機会に 科学的根拠とか科学的証明とか そういうことが成り立つ領域は 森羅万象の中で ごく一部にすぎない ということを私たちは再認識する必要があると思う。
これは 決して科学を否定するわけではない。
そうではなく 科学的思考法を私たちがどのように有効活用していくかということを本当に考え直す時が来ているということを僕は言いたいと思う。
それはともかく 一日 一日 無事に過ごせますように それを第一に願っていきたい。