関西から故郷の東海地方に越して一年くらいになる。
やはり こちらは関西と随分 社会慣習が違うなと思うことも多い。
テレビを持たない生活を僕はしている。
関西でもそうだった。
関西の場合 テレビを持っていなくても 日本の放送協会の契約を促す書類がかなり頻繁にマンションの集合ポストに入っていた。
こちらでは まだ 一度も 協会の契約を促すような書類は集合ポストに入っていない。
僕の場合がたまたま そうなのかもしれないけれど なんとなくこれは 関西とこちらの習慣のちがいでもあるような気がする。
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ある時 自動車のディーラーの女性が お客さんの自動車が角を曲がるまで深々と頭を下げて見送っていた。
それに 気づいてから こちらでは そういうシーンを結構 頻繁に見かけることに気づいた。
関西でも そういうことがないわけではないけけれど なんとなく頻度はこちらの方が高い気がする。
僕自身 自動車の点検のためにディーラーのところへ行ったときは 雨の日だった。
自動車を所定の位置にとめるように促され そこにとめると 若い女の子が傘をもってやってきた。
それほど 強い雨でもないし ディーラーの建物の中に入るまで5メートルくらいの距離を女の子から差し出された傘の中に入っていくのはかえって気づまりと思った。
「このくらいの雨なら大丈夫です」と僕が言うと 女の子は自分の傘を僕に渡そうとしたので 「それもいりません 大丈夫です」と断った。
関西では 決まったモータースにいっていたけれどこんな体験したことがない。
たまたまなのだろうか。
これも 関西と 東海地方の習慣の違いによるところが大きいのではないかとなんとなく思う。
それでいて 態度のでかい店員さんに 遭遇する頻度は 関西よりも 東海地方の方が高いような気がする。
この店にいらした以上は この店の習慣にしたがってほしい という感覚は東海地方の方が強いような気がする。
これは 僕が思うには 関西は 基本的に商人のまち 東海地方は基本的に 多くの有力な戦国大名を輩出した地方、また 家という感覚が強い地方。
そういうことに起因するのではないかとなんとなく思う。
あるいは 関西のように へたなことをすると 「何やねん お前」と言ってこられる可能性が東海地方の方が低いように思うので店員さんが油断しているだけかもしれないけれど、、、。
統計的にデータをとって得られる 事実の分析ではないけれど 感覚的になんとなくそう思う。
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ファーストフードのお店に行くと 「一緒に飲み物もいかがですか」などと言われることが多い。
これは 客単価を上げるためのマニュアルとして 上の人からの指導でやっていることが多いと思う。
関西の場合、店員さんも 「マニュアルやから それは言わなあかんやろう」という感じで 何回行っても 「もう一品いかがですか」と言われることが多かった。
東海地方の場合は 一見さんの客には 「もう一品いかがですか」というけれど その客がもう一品を断る客だとわかった場合には もう言ってこない店員さんが多い。
それも 習慣の違いと言えば違いだなと思う。
東海地方の方が 田舎なのかもしれないし 封建的なのかもしれないと感じる。
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名古屋の百貨店などで、コロナで浮いた 富裕層の消費を呼び込もうと 高級腕時計の商戦が過熱している というニュースが 7月23日付の全国紙の地方経済欄に載っている。
今どき 高級腕時計 というもの 名古屋と言えば名古屋だなと思ってしまう、、、。
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7月23日は 大暑 暦の上では一年で最も暑い時期ですね。
それはともかく 一日 いちにち無事にすごせますように それを第一に願っていきたい。