おじぃの独り言

セミリタイアして第二の人生をエンジョイするおじぃの備忘録です。

険しい奄美大島一周ポタ⑥(大島海峡)

2018-08-20 05:54:37 | 旅行
間が空きましたが、奄美大島の焼内湾から奄美大島最南端の町『瀬戸内町古仁屋』までの約40kmポタです。



再び峠越えの登り坂が続きます。



ようやく遠くに大島海峡が見えてきました。



瀬戸内町と宇検村の境の峠に『かんつめ節の碑』というものがあります。『かんつめ節の碑』は、かんつめという美人にまつわる悲しい物語を記したものです。

奄美では役人や豪農の家では「ヤンチュ」と呼ばれる一種の奴隷をかかえていました。「カンツメ」もその一人で働きもので美人でありました。あるとき隣村の「岩加那」という青年と恋に落ち、青年は唄と三味線が上手な青年であった。しかし、それに嫉妬心を抱いたカ ンツメの主人が、「カンツメ」に対して酷い仕打ちをすます。素裸にされ、焼け火箸をあてられるなどされ、思いつめた「カンツメ」は岩加那との思い出の場所で首をくくって自害するのでした。この物語はやがて歌になり、『かんつめ節』として奄美全土で歌われるようになりました。



「カンツメ」の登り坂を下ったら『久慈湾』にでます。ここから上り坂がなく、安心です。



ここからは『大島海峡』の素晴らしい美ら海を眺めながら、古仁屋まで快適なポタ走行です。



奄美大島と加計呂麻島にはさまれた『大島海峡』は、美しいリアス式海岸と200種ともいわれるサンゴの生息する海中景観が高い評価を受け、昭和49年(1974年)に海峡全域が奄美群島国定公園に指定されました。



深く、波静かな入り江は明治時代から真珠貝や魚の養殖場として利用され、また軍港の適地でもあったため、第二次世界大戦時には米軍機の銃撃にさらされることにもなりました。



奄美大島ポタはまだ続きます。


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